(1)
u=∣PA∣PA,v=∣PB∣PB,w=∣PC∣PC とおくと、 u+v+w=0 である。 u+v=−w となり、両辺の絶対値の2乗をとると ∣u∣2+2u⋅v+∣v∣2=∣−w∣2=∣w∣2 1+2u⋅v+1=1 2u⋅v=−1 u⋅v=−21 ∣PA∣PA⋅∣PB∣PB=−21 cos∠APB=−21 したがって、∠APB=120∘=32π 同様に
v+w=−u となり、両辺の絶対値の2乗をとると ∣v∣2+2v⋅w+∣w∣2=∣−u∣2=∣u∣2 1+2v⋅w+1=1 2v⋅w=−1 v⋅w=−21 ∣PB∣PB⋅∣PC∣PC=−21 cos∠BPC=−21 したがって、∠BPC=120∘=32π ∠CPA=360∘−∠APB−∠BPC=360∘−120∘−120∘=120∘ したがって、∠APC=120∘=32π (2)
△ABC において、tan∠ABC=13=3 より ∠ABC=60∘ ∠ACB=30∘ ∠PAB=α,∠PBA=β,∠PCA=γ,∠PAC=δ,∠PBC=ϵ,∠PCB=ϕ とおく。 α+β=180∘−120∘=60∘ γ+δ=180∘−120∘=60∘ ϵ+ϕ=180∘−120∘=60∘ α+β+γ+δ+ϵ+ϕ=60∘+60∘+60∘=180∘ α+δ=90∘ β+ϵ=60∘ γ+ϕ=30∘ ∣PA∣PA+∣PB∣PB+∣PC∣PC=0 より、点Pは△ABCのフェルマー点である。 ∠APB=∠BPC=∠CPA=120∘ なので、点Pはフェルマー点である。 このとき、△ABCの外接円の半径Rは sin30∘1=sin60∘3=2R △ABCにおいて、余弦定理より BC2=12+(3)2−2⋅1⋅3cos90∘=1+3=4 点Pから辺AB, BC, CAに下ろした垂線の足をそれぞれD, E, Fとする。
∠APD=30∘, ∠BPE=30∘, ∠CPF=30∘ AP=cos30∘∣AD∣=23∣AD∣=32∣AD∣ BP=cos30∘∣BE∣=23∣BE∣=32∣BE∣ CP=cos30∘∣CF∣=23∣CF∣=32∣CF∣ △ABC の面積 = △APB+△BPC+△CPA 21⋅1⋅3=21∣AB∣∣AP∣sin120∘+21∣BC∣∣BP∣sin120∘+21∣CA∣∣CP∣sin120∘ 3=∣AP∣sin120∘+2∣BP∣sin120∘+3∣CP∣sin120∘ 3=23∣AP∣+3∣BP∣+23∣CP∣ 2=∣AP∣+2∣BP∣+3∣CP∣ ∣PA∣=∣PB∣=∣PC∣=rとおくと ∣PA∣PA+∣PB∣PB+∣PC∣PC=0 PA+PB+PC=0 OA−OP+OB−OP+OC−OP=0 OP=3OA+OB+OC 点Pは△ABCの重心である。 ∣PA∣=∣PB∣=∣PC∣=32⋅AD2+BD2 重心ではないので上記は間違い
点Pから各辺への距離が等しいわけではないので注意
Pは△ABCの垂心 Pが△ABCの内にあるので、|PA| = 1, |PB| = 1, |PC| = 1