極方程式 $r = \frac{5}{3 + 2\cos{\theta}}$ で表される曲線Cについて、$\theta = \frac{\pi}{2}$ に対応する点Aと $\theta = \frac{4}{3}\pi$ に対応する点Bの直交座標を求める。

幾何学極座標直交座標曲線三角関数
2025/7/12

1. 問題の内容

極方程式 r=53+2cosθr = \frac{5}{3 + 2\cos{\theta}} で表される曲線Cについて、θ=π2\theta = \frac{\pi}{2} に対応する点Aと θ=43π\theta = \frac{4}{3}\pi に対応する点Bの直交座標を求める。

2. 解き方の手順

点Aの直交座標を求める。
θ=π2\theta = \frac{\pi}{2} を与えられた極方程式に代入して、rr の値を求める。
r=53+2cosπ2r = \frac{5}{3 + 2\cos{\frac{\pi}{2}}}
cosπ2=0\cos{\frac{\pi}{2}} = 0 なので、
r=53+20=53r = \frac{5}{3 + 2 \cdot 0} = \frac{5}{3}
極座標 (r,θ)(r, \theta) を直交座標 (x,y)(x, y) に変換するには、以下の公式を使用する。
x=rcosθx = r\cos{\theta}
y=rsinθy = r\sin{\theta}
点Aの直交座標 (xA,yA)(x_A, y_A) は、
xA=53cosπ2=530=0x_A = \frac{5}{3}\cos{\frac{\pi}{2}} = \frac{5}{3} \cdot 0 = 0
yA=53sinπ2=531=53y_A = \frac{5}{3}\sin{\frac{\pi}{2}} = \frac{5}{3} \cdot 1 = \frac{5}{3}
点Bの直交座標を求める。
θ=43π\theta = \frac{4}{3}\pi を与えられた極方程式に代入して、rr の値を求める。
r=53+2cos43πr = \frac{5}{3 + 2\cos{\frac{4}{3}\pi}}
cos43π=12\cos{\frac{4}{3}\pi} = -\frac{1}{2} なので、
r=53+2(12)=531=52r = \frac{5}{3 + 2 \cdot (-\frac{1}{2})} = \frac{5}{3 - 1} = \frac{5}{2}
点Bの直交座標 (xB,yB)(x_B, y_B) は、
xB=52cos43π=52(12)=54x_B = \frac{5}{2}\cos{\frac{4}{3}\pi} = \frac{5}{2} \cdot (-\frac{1}{2}) = -\frac{5}{4}
yB=52sin43π=52(32)=534y_B = \frac{5}{2}\sin{\frac{4}{3}\pi} = \frac{5}{2} \cdot (-\frac{\sqrt{3}}{2}) = -\frac{5\sqrt{3}}{4}

3. 最終的な答え

点Aの直交座標: (0,53)(0, \frac{5}{3})
点Bの直交座標: (54,534)(-\frac{5}{4}, -\frac{5\sqrt{3}}{4})

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