三角形OABにおいて、OA=2, OB=3, $\cos\angle AOB = -\frac{1}{6}$である。辺OAの中点をM、辺ABの中点をN、辺ABを2:1に内分する点をCとする。$\overrightarrow{OA} = \overrightarrow{a}$, $\overrightarrow{OB} = \overrightarrow{b}$とする。 (1) $\overrightarrow{OC}$を$\overrightarrow{a}, \overrightarrow{b}$を用いて表せ。また、内積$\overrightarrow{a} \cdot \overrightarrow{b}$の値を求めよ。 (2) 直線MN上に点Pを、$\overrightarrow{MP} = k\overrightarrow{MN}$(kは実数)を満たすようにとる。$\overrightarrow{CP} \perp \overrightarrow{AB}$であるとき、kの値を求めよ。 (3) (2)のとき、直線APと直線OBの交点をRとする。$\overrightarrow{OR}$を$\overrightarrow{b}$を用いて表せ。また、$\cos \angle BRN$の値を求めよ。
2025/7/12
1. 問題の内容
三角形OABにおいて、OA=2, OB=3, である。辺OAの中点をM、辺ABの中点をN、辺ABを2:1に内分する点をCとする。, とする。
(1) をを用いて表せ。また、内積の値を求めよ。
(2) 直線MN上に点Pを、(kは実数)を満たすようにとる。であるとき、kの値を求めよ。
(3) (2)のとき、直線APと直線OBの交点をRとする。をを用いて表せ。また、の値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1)
点Cは辺ABを2:1に内分する点なので、
(2)
点MはOAの中点なので、
点NはABの中点なので、
なので、
(3)
点Rは直線AP上にあるので、実数sを用いて、と表せる。
点Rは直線OB上にあるので、と表せる。
よって、
とは一次独立なので、
かつ
より、
3. 最終的な答え
(1) ,
(2)
(3) ,