(1) y=ex+aex の場合 まず、1階導関数を計算します。商の微分公式 (vu)′=v2u′v−uv′ を用います。 u=ex と v=ex+a とすると、u′=ex および v′=ex となります。したがって、 y′=(ex+a)2ex(ex+a)−exex=(ex+a)2e2x+aex−e2x=(ex+a)2aex 次に、2階導関数を計算します。再び商の微分公式を用います。
u=aex と v=(ex+a)2 とすると、u′=aex および v′=2(ex+a)ex=2ex(ex+a) となります。したがって、 y′′=(ex+a)4aex(ex+a)2−aex⋅2ex(ex+a)=(ex+a)4aex(ex+a)[(ex+a)−2ex]=(ex+a)3aex(a−ex) (2) y=x2+1 の場合 まず、1階導関数を計算します。合成関数の微分公式 dxd[f(g(x))]=f′(g(x))⋅g′(x) を用います。 y=(x2+1)1/2 なので、 y′=21(x2+1)−1/2⋅2x=x2+1x 次に、2階導関数を計算します。商の微分公式を用います。
u=x と v=x2+1 とすると、u′=1 および v′=x2+1x となります。したがって、 y′′=(x2+1)21⋅x2+1−x⋅x2+1x=x2+1x2+1x2+1−x2=x2+1(x2+1)1=(x2+1)3/21