$\alpha = \arctan 1.05$ のとき、以下の2つの問いに答える問題です。 (1) $\cos \alpha$ と $\sin \alpha$ の値を求めます。 (2) 極座標で $(5.8, \alpha - \frac{\pi}{4})$ と表される点Aの直交座標を求めます。

幾何学三角関数極座標直交座標加法定理
2025/7/10

1. 問題の内容

α=arctan1.05\alpha = \arctan 1.05 のとき、以下の2つの問いに答える問題です。
(1) cosα\cos \alphasinα\sin \alpha の値を求めます。
(2) 極座標で (5.8,απ4)(5.8, \alpha - \frac{\pi}{4}) と表される点Aの直交座標を求めます。

2. 解き方の手順

(1) cosα\cos \alphasinα\sin \alpha の値を求める。
α=arctan1.05\alpha = \arctan 1.05 より、tanα=1.05=105100=2120\tan \alpha = 1.05 = \frac{105}{100} = \frac{21}{20} です。
tanα=2120\tan \alpha = \frac{21}{20} なので、直角三角形の高さが21、底辺が20と考えることができます。
斜辺の長さは 202+212=400+441=841=29\sqrt{20^2 + 21^2} = \sqrt{400 + 441} = \sqrt{841} = 29 です。
したがって、
cosα=2029\cos \alpha = \frac{20}{29}
sinα=2129\sin \alpha = \frac{21}{29}
(2) 点Aの直交座標を求める。
点Aの極座標は (5.8,απ4)(5.8, \alpha - \frac{\pi}{4}) です。
直交座標を (x,y)(x, y) とすると、
x=5.8cos(απ4)x = 5.8 \cos (\alpha - \frac{\pi}{4})
y=5.8sin(απ4)y = 5.8 \sin (\alpha - \frac{\pi}{4})
三角関数の加法定理より、
cos(απ4)=cosαcosπ4+sinαsinπ4=202922+212922=41258\cos (\alpha - \frac{\pi}{4}) = \cos \alpha \cos \frac{\pi}{4} + \sin \alpha \sin \frac{\pi}{4} = \frac{20}{29} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} + \frac{21}{29} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} = \frac{41\sqrt{2}}{58}
sin(απ4)=sinαcosπ4cosαsinπ4=212922202922=258\sin (\alpha - \frac{\pi}{4}) = \sin \alpha \cos \frac{\pi}{4} - \cos \alpha \sin \frac{\pi}{4} = \frac{21}{29} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} - \frac{20}{29} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} = \frac{\sqrt{2}}{58}
したがって、
x=5.841258=41210=4.12x = 5.8 \cdot \frac{41\sqrt{2}}{58} = \frac{41\sqrt{2}}{10} = 4.1\sqrt{2}
y=5.8258=210=0.12y = 5.8 \cdot \frac{\sqrt{2}}{58} = \frac{\sqrt{2}}{10} = 0.1\sqrt{2}

3. 最終的な答え

(1) cosα=2029\cos \alpha = \frac{20}{29}, sinα=2129\sin \alpha = \frac{21}{29}
(2) 点Aの直交座標は (4.12,0.12)(4.1\sqrt{2}, 0.1\sqrt{2})

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