直方体ABCD-EFGHにおいて、AB = 6cm, BC = 9cm, BF = 7cmである。 (1) 直線BDと垂直に交わる直線を、選択肢ア~エから一つ選ぶ。 (2) 四角錐C-BDHFの体積を求める。
2025/7/10
1. 問題の内容
直方体ABCD-EFGHにおいて、AB = 6cm, BC = 9cm, BF = 7cmである。
(1) 直線BDと垂直に交わる直線を、選択肢ア~エから一つ選ぶ。
(2) 四角錐C-BDHFの体積を求める。
2. 解き方の手順
(1)
直線BDと垂直に交わる直線を探す。図を見ると、BDは正方形ABCDの対角線であり、同じく正方形ABCD上の線であるAB, BC, CD, ADはBDに対して垂直とは言えない。ただし、正方形ABCDに垂直なAEは直線BDを含む平面に垂直である。したがって、直線BDと垂直に交わる直線はAEである。
(2)
四角錐C-BDHFの体積を求める。
まず、底面BDHFは長方形であり、面積を求める。
は長方形なので面積は
高さは点Cから長方形BDHFに下ろした垂線である。
点CからBDHFへの垂線は長方形BDHFに垂直な点Cの真上の点までである。
点Cの真上の点は点Aの真下で点Eである。
点Cから平面BDHFへの垂線の足は、平面BDHF上にあるBDの中点とHFの中点をつないだ線上にある。
点Cから底面BDHFへの距離は,点Aから底面BDHFへの距離に等しいので、BC=9cmとなる。
四角錐の体積は
ここで底面は長方形BDHFであり、高さはCから長方形BDHFへの垂線の長さである。
長方形BDHFの面積は
次に、点Cから長方形BDHFに下ろした垂線の長さを考える。
点Cから長方形BDHFへ下ろした垂線は、線分CBの長さとなるので、9cmである。
よって、四角錐C-BDHFの体積は
ここでC-BDHFを構成する点をC(9,0,0), B(0,0,0), D(9,6,0), H(0,0,7), F(0,6,7)とすると、
底面BDHFはBDベクトルとBFベクトルで作られる。
BDベクトルはD-B=(9,6,0)
BFベクトルはF-B=(0,6,7)
高さはCから底面BDHFへの垂線の長さ
底面積は|BD x BF|/2 * 2 = |BD x BF| = abs((42, -63, 54))
高さはCBベクトルへの正射影
体積は (1/3) * 底面積 * 高さ
別のアプローチ
四角錐C-BDHFの体積は、直方体ABCD-EFGHの体積から、4つの三角錐を引いたものと考える。
直方体の体積は 。
三角錐A-BFD, E-BFH, G-DHF, C-BDCの体積はそれぞれ
三角錐C-BDHFではなく、四角錐C-BDHFなので、このやり方ではだめ。
別のやり方
底面BDHFは長方形であり、
底面積
高さは点Cから底面BDHFまでの距離である。
この高さは点Cから点Aまでの距離でもある。
Cから点Aまでの距離は、AD = 9cmである。
したがって体積は
3. 最終的な答え
(1) イ
(2)