2次関数 $f(x) = -x^2 + (a-3)x + 2a - 3$ について、2次方程式 $f(x) = 0$ が異なる2つの実数解を持ち、それらの解がともに1より小さくなるような定数 $a$ の値の範囲を求めます。

代数学二次関数二次方程式判別式解の範囲
2025/7/10
## 問題5

1. 問題の内容

2次関数 f(x)=x2+(a3)x+2a3f(x) = -x^2 + (a-3)x + 2a - 3 について、2次方程式 f(x)=0f(x) = 0 が異なる2つの実数解を持ち、それらの解がともに1より小さくなるような定数 aa の値の範囲を求めます。

2. 解き方の手順

f(x)=0f(x) = 0 つまり x2+(a3)x+2a3=0-x^2 + (a-3)x + 2a - 3 = 0 を解きます。この方程式に判別式、軸、そして f(1)f(1) の値を考慮して解の条件を満たす aa の範囲を求めます。
まず、方程式を x2(a3)x(2a3)=0x^2 - (a-3)x - (2a - 3) = 0 と変形します。
(1) 異なる2つの実数解を持つ条件:判別式 D>0D > 0
D=(a3)241((2a3))D = (a-3)^2 - 4 \cdot 1 \cdot (-(2a-3))
D=(a3)2+4(2a3)D = (a-3)^2 + 4(2a-3)
D=a26a+9+8a12D = a^2 - 6a + 9 + 8a - 12
D=a2+2a3D = a^2 + 2a - 3
D=(a+3)(a1)>0D = (a+3)(a-1) > 0
よって、a<3a < -3 または a>1a > 1
(2) 2つの解がともに1より小さい条件:
* 軸 x=a32<1x = \frac{a-3}{2} < 1
a3<2a-3 < 2
a<5a < 5
* f(1)<0f(1) < 0
f(1)=12+(a3)(1)+2a3<0f(1) = -1^2 + (a-3)(1) + 2a - 3 < 0
1+a3+2a3<0-1 + a - 3 + 2a - 3 < 0
3a7<03a - 7 < 0
a<73a < \frac{7}{3}
(3) (1) と (2) の共通範囲を求めます。
a<3a < -3 または a>1a > 1 かつ a<5a < 5 かつ a<73a < \frac{7}{3}
よって、a<3a < -3 または 1<a<731 < a < \frac{7}{3}

3. 最終的な答え

a<3a < -3 または 1<a<731 < a < \frac{7}{3}

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