因数定理を用いて、式が0になる$x$の値をまず探します。定数項の約数(±1, ±2, ±3, ±6)を代入して試します。 $x = -1$を代入すると、$(-1)^3 - 4(-1)^2 + (-1) + 6 = -1 - 4 - 1 + 6 = 0$となります。 したがって、$x + 1$ は与式の因数です。
2025/7/11
## 問題の内容
与えられた二つの3次式を因数分解する問題です。
(1)
(2)
## 解き方の手順
### (1)
1. **因数定理の利用**:
因数定理を用いて、式が0になるの値をまず探します。定数項の約数(±1, ±2, ±3, ±6)を代入して試します。
を代入すると、となります。
したがって、 は与式の因数です。
2. **組み立て除法**:
組み立て除法を用いて、与式をで割ります。
```
-1 | 1 -4 1 6
| -1 5 -6
----------------
1 -5 6 0
```
したがって、となります。
3. **二次式の因数分解**:
二次式を因数分解します。これは、と因数分解できます。
4. **最終的な因数分解**:
以上の結果から、となります。
### (2)
1. **因数定理の利用**:
定数項の約数(±1, ±2, ±4)を最高次の係数で割った値(±1/2, ±1, ±2, ±4)を代入して試します。 を代入すると、となります。したがって、は与式の因数です。言い換えると、 も因数です。
2. **組み立て除法**:
組み立て除法を用いるか、あるいは直接割り算を行います。今回は組み立て除法を用いて、をで割ります。
```
-1/2 | 2 -5 5 4
| -1 3 -4
----------------
2 -6 8 0
```
したがって、 となります。
3. **二次式の判別**:
の判別式を計算します。 となります。
判別式が負なので、この二次式は実数の範囲では因数分解できません。
4. **最終的な因数分解**:
以上の結果から、となります。
## 最終的な答え
(1)
(2)