2枚の硬貨と1個のサイコロを投げた時の、以下の条件を満たす確率を求めます。 (1) 2枚とも表が出て、サイコロは偶数の目が出る確率。 (2) 硬貨は1枚だけ表が出て、サイコロは2以下の目が出る確率。

確率論・統計学確率事象独立事象硬貨サイコロ
2025/7/10

1. 問題の内容

2枚の硬貨と1個のサイコロを投げた時の、以下の条件を満たす確率を求めます。
(1) 2枚とも表が出て、サイコロは偶数の目が出る確率。
(2) 硬貨は1枚だけ表が出て、サイコロは2以下の目が出る確率。

2. 解き方の手順

(1)
* 2枚の硬貨が2枚とも表になる確率を求めます。それぞれの硬貨が表になる確率は 12\frac{1}{2} なので、2枚とも表になる確率は (12)×(12)=14(\frac{1}{2}) \times (\frac{1}{2}) = \frac{1}{4} です。
* サイコロが偶数の目(2, 4, 6)を出す確率を求めます。サイコロの目は全部で6種類あり、偶数はそのうち3つなので、確率は 36=12\frac{3}{6} = \frac{1}{2} です。
* 上記の2つの事象は独立なので、両方が同時に起こる確率はそれぞれの確率の積で求められます。したがって、求める確率は (14)×(12)=18(\frac{1}{4}) \times (\frac{1}{2}) = \frac{1}{8} です。
(2)
* 硬貨が1枚だけ表になる確率を求めます。2枚の硬貨のうち、1枚が表、もう1枚が裏になるパターンは2通りあります。(表、裏)と(裏、表)なので、確率は (12)×(12)+(12)×(12)=14+14=24=12(\frac{1}{2}) \times (\frac{1}{2}) + (\frac{1}{2}) \times (\frac{1}{2}) = \frac{1}{4} + \frac{1}{4} = \frac{2}{4} = \frac{1}{2} です。
* サイコロが2以下の目を出す確率を求めます。サイコロの目は1と2の2種類が当てはまるので、確率は 26=13\frac{2}{6} = \frac{1}{3} です。
* 上記の2つの事象は独立なので、両方が同時に起こる確率はそれぞれの確率の積で求められます。したがって、求める確率は (12)×(13)=16(\frac{1}{2}) \times (\frac{1}{3}) = \frac{1}{6} です。

3. 最終的な答え

(1) 18\frac{1}{8}
(2) 16\frac{1}{6}

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