$a$ を0でない実数とします。曲線 $C: y = -x^3 + x^2$ と直線 $l: y=a$ があり、$C$ と $l$ は共有点をちょうど2つ持つとします。 (1) $a$ の値を求めよ。 (2) $C$ と $l$ の共有点の $x$ 座標をすべて求めよ。 (3) $C$ と $l$ で囲まれた図形の面積を求めよ。
2025/7/10
1. 問題の内容
を0でない実数とします。曲線 と直線 があり、 と は共有点をちょうど2つ持つとします。
(1) の値を求めよ。
(2) と の共有点の 座標をすべて求めよ。
(3) と で囲まれた図形の面積を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) と の共有点の 座標を求めるには、 を解けば良い。これは、 を解くことと同じである。 と が共有点をちょうど2つ持つ条件は、 が重解を持つことである。
とすると、。
となるのは のとき。
、。
と が共有点を2つ持つのは、 または のとき。 は0でないので、。
(2) と の交点を求める。
より 。
これは を重解に持つので、 と書ける。
。
係数を比較すると、
より 。
より 。
よって、。
。
(3) 面積を求める。 と で囲まれる部分の面積。
符号が逆なので、絶対値を取る。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
面積