$\triangle OAB$ において、$OA = 2\sqrt{2}$, $OB = \sqrt{3}$, $OA \cdot OB = 2$ である。$\vec{OH} = s \vec{OA} + t \vec{OB}$ とすると、点 $H$ が辺 $AB$ 上にあるとき、$s+t$ の値を求める。さらに、$\vec{OH} \perp \vec{AB}$ ならば、$a s - t = b$ の $a,b$ を求め、$s$と$t$を計算して$\vec{OH}$を表す。

幾何学ベクトル内積三角形線分
2025/7/10

1. 問題の内容

OAB\triangle OAB において、OA=22OA = 2\sqrt{2}, OB=3OB = \sqrt{3}, OAOB=2OA \cdot OB = 2 である。OH=sOA+tOB\vec{OH} = s \vec{OA} + t \vec{OB} とすると、点 HH が辺 ABAB 上にあるとき、s+ts+t の値を求める。さらに、OHAB\vec{OH} \perp \vec{AB} ならば、ast=ba s - t = ba,ba,b を求め、ssttを計算してOH\vec{OH}を表す。

2. 解き方の手順

(1) 点 HH が辺 ABAB 上にあるとき、 s+t=1s + t = 1 である。
(2) OHAB\vec{OH} \perp \vec{AB} なので、 OHAB=0\vec{OH} \cdot \vec{AB} = 0 である。
AB=OBOA\vec{AB} = \vec{OB} - \vec{OA} なので、
OH(OBOA)=0\vec{OH} \cdot (\vec{OB} - \vec{OA}) = 0
(sOA+tOB)(OBOA)=0(s \vec{OA} + t \vec{OB}) \cdot (\vec{OB} - \vec{OA}) = 0
sOAOBsOA2+tOB2tOAOB=0s \vec{OA} \cdot \vec{OB} - s |\vec{OA}|^2 + t |\vec{OB}|^2 - t \vec{OA} \cdot \vec{OB} = 0
s(2)s(22)2+t(3)2t(2)=0s (2) - s (2\sqrt{2})^2 + t (\sqrt{3})^2 - t (2) = 0
2s8s+3t2t=02s - 8s + 3t - 2t = 0
6s+t=0-6s + t = 0
6st=06s - t = 0
よって、6st=06s - t = 0
(3) s+t=1s + t = 16st=06s - t = 0 を解く。
s+t=1s + t = 1 より t=1st = 1 - s
6s(1s)=06s - (1 - s) = 0
6s1+s=06s - 1 + s = 0
7s=17s = 1
s=17s = \frac{1}{7}
t=117=67t = 1 - \frac{1}{7} = \frac{6}{7}
したがって、OH=17OA+67OB\vec{OH} = \frac{1}{7} \vec{OA} + \frac{6}{7} \vec{OB}

3. 最終的な答え

s+t=1s + t = 1
6st=06s - t = 0
OH=17OA+67OB\vec{OH} = \frac{1}{7} \vec{OA} + \frac{6}{7} \vec{OB}

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