## 1. 問題の内容

幾何学点と直線の距離直線の方程式垂直二等分線交点
2025/7/10
##

1. 問題の内容

次の3つの問題を解きます。

1. 点$(1, 2)$と直線$4x + 3y - 12 = 0$の距離を求めます。

2. 原点と直線$4x - 2y = 7$の距離を求めます。

3. 点$(-1, 5)$と直線$y = 3x - 2$の距離を求めます。

さらに、以下の2つの問題を解きます。

4. 2直線$2x - y + 1 = 0$と$x + y - 4 = 0$の交点と、点$(-2, 1)$を通る直線の方程式を求めます。

5. 2点$A(4, 0)$、$B(0, 2)$について、線分$AB$の垂直二等分線の方程式を求めます。

##

2. 解き方の手順

点と直線の距離を求める公式を使います。点(x0,y0)(x_0, y_0)と直線ax+by+c=0ax + by + c = 0の距離ddは、
d=ax0+by0+ca2+b2d = \frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}
で与えられます。

1. 点$(1, 2)$と直線$4x + 3y - 12 = 0$の距離は、

d=4(1)+3(2)1242+32=4+61216+9=225=25d = \frac{|4(1) + 3(2) - 12|}{\sqrt{4^2 + 3^2}} = \frac{|4 + 6 - 12|}{\sqrt{16 + 9}} = \frac{|-2|}{\sqrt{25}} = \frac{2}{5}

2. 原点$(0, 0)$と直線$4x - 2y - 7 = 0$の距離は、

d=4(0)2(0)742+(2)2=716+4=720=725=7510d = \frac{|4(0) - 2(0) - 7|}{\sqrt{4^2 + (-2)^2}} = \frac{|-7|}{\sqrt{16 + 4}} = \frac{7}{\sqrt{20}} = \frac{7}{2\sqrt{5}} = \frac{7\sqrt{5}}{10}

3. 点$(-1, 5)$と直線$y = 3x - 2$、つまり$3x - y - 2 = 0$の距離は、

d=3(1)5232+(1)2=3529+1=1010=1010=10d = \frac{|3(-1) - 5 - 2|}{\sqrt{3^2 + (-1)^2}} = \frac{|-3 - 5 - 2|}{\sqrt{9 + 1}} = \frac{|-10|}{\sqrt{10}} = \frac{10}{\sqrt{10}} = \sqrt{10}

4. 2直線$2x - y + 1 = 0$と$x + y - 4 = 0$の交点を求めます。

連立方程式を解きます。
2xy+1=02x - y + 1 = 0
x+y4=0x + y - 4 = 0
2つの式を足すと、3x3=03x - 3 = 0となり、x=1x = 1が得られます。
x=1x=1x+y4=0x + y - 4 = 0に代入すると、1+y4=01 + y - 4 = 0となり、y=3y = 3が得られます。
よって、交点は(1,3)(1, 3)です。
(1,3)(1, 3)と点(2,1)(-2, 1)を通る直線の傾きは、
m=311(2)=23m = \frac{3 - 1}{1 - (-2)} = \frac{2}{3}
したがって、直線の方程式は、
y3=23(x1)y - 3 = \frac{2}{3}(x - 1)
3y9=2x23y - 9 = 2x - 2
2x3y+7=02x - 3y + 7 = 0

5. 2点$A(4, 0)$、$B(0, 2)$について、線分$AB$の中点は、

(4+02,0+22)=(2,1)(\frac{4+0}{2}, \frac{0+2}{2}) = (2, 1)
線分ABABの傾きは、
mAB=2004=12m_{AB} = \frac{2 - 0}{0 - 4} = -\frac{1}{2}
垂直二等分線の傾きは、m=1mAB=2m = - \frac{1}{m_{AB}} = 2
したがって、垂直二等分線の方程式は、
y1=2(x2)y - 1 = 2(x - 2)
y1=2x4y - 1 = 2x - 4
2xy3=02x - y - 3 = 0
##

3. 最終的な答え

1. $\frac{2}{5}$

2. $\frac{7\sqrt{5}}{10}$

3. $\sqrt{10}$

4. $2x - 3y + 7 = 0$

5. $2x - y - 3 = 0$

「幾何学」の関連問題

座標平面上の2つの直線 $y = \frac{1}{2}x$ と $y = -\frac{1}{3}x$ のなす角の大きさを求めます。

直線のなす角三角関数傾き
2025/7/12

放物線 $C$ は $x^2$ の係数が1であり、頂点が直線 $y = \frac{2}{3}x$ 上の点 $(t, \frac{2}{3}t)$ である。 (1) $t = -3$ のときの $C$...

放物線二次関数頂点平行移動対称移動判別式
2025/7/12

原点をOとする座標空間に2点A(-2, 2, 4), B(-1, 1, 3)がある。点Bから直線OAに下ろした垂線の足をHとするとき、点Hの座標を求める。

ベクトル空間ベクトル内積垂線座標
2025/7/12

与えられたグラフの直線①から④の式をそれぞれ求めます。

一次関数グラフ傾き切片直線の式
2025/7/12

(1) 円 $x^2 + y^2 = 9$ と円 $(x+4)^2 + (y-3)^2 = 4$ の位置関係を調べる。 (2) 中心が点 $(1, 2)$ である円Cと、円 $x^2 + y^2 = ...

位置関係内接外接円の方程式
2025/7/12

2点 A(0, 1), B(0, -2) からの距離の比が 1:2 である点 P(x, y) の軌跡を求める問題です。

軌跡距離座標平面
2025/7/12

$\frac{\sin A}{14} = \frac{\sin B}{11} = \frac{\sin C}{9}$ が成り立つとき、$\cos A$ の値を求める問題です。

正弦定理余弦定理三角形三角比
2025/7/12

与えられた6つの不等式の表す領域をそれぞれ図示する問題です。不等式は以下の通りです。 1. $x + 3y - 3 > 0$

不等式領域グラフ平面図形
2025/7/12

## 1. 問題の内容

軌跡距離座標平面
2025/7/12

三角形ABCにおいて、$\angle BAC = 75^\circ$, $\angle ABC = 45^\circ$ であり、外接円の半径は2である。点Aから辺BCに垂線AHを下ろす。 (1) 辺A...

三角形正弦定理円周角の定理垂線面積
2025/7/12