与えられた問題は、極限の計算、関数の連続性、微分可能性、導関数の計算に関する問題を含む、微積分学の小テストです。具体的には、以下の問題が含まれています。 1. 極限を求める問題 (2問)
2025/7/10
1. 問題の内容
与えられた問題は、極限の計算、関数の連続性、微分可能性、導関数の計算に関する問題を含む、微積分学の小テストです。具体的には、以下の問題が含まれています。
1. 極限を求める問題 (2問)
2. 関数の極限と連続性を調べる問題
3. 三角関数を含む極限を求める問題
4. 関数の導関数を求める問題 (2問)
5. 合成関数の導関数を求める問題 (2問)
6. 逆三角関数の導関数を求める問題
7. 関数の連続性を利用して定数を決定する問題
8. 区分的に定義された関数の連続性と微分可能性を調べる問題
9. 関数の滑らかさを示す問題
2. 解き方の手順
各問題の解き方を個別に示します。
1. 極限を求める問題
(1)
が 3 に近づくと、分子は 3 に近づき、分母は 0 に近づきます。 は常に正の値を取るので、この極限は正の無限大に発散します。
(2)
分子と分母を で割ります。
が無限大に近づくと、 は 0 に近づきます。したがって、
よって、この極限は正の無限大に発散します。
2. 関数の極限と連続性を調べる問題
(ただし )
のとき、 であるから、
のとき、 であるから、
3. 三角関数を含む極限を求める問題
を用いて、
であるから、 が成り立つ。
であるから、挟み撃ちの原理より、
4. 関数の導関数を求める問題
(1)
積の微分法を用いる。
(2)
商の微分法を用いる。
5. 合成関数の導関数を求める問題
(1)
合成関数の微分法を用いる。
(2)
6. 逆三角関数の導関数を求める問題
( は と同じ意味)
7. 関数の連続性を利用して定数を決定する問題
()
(1) が で連続であるためには、 が存在し、その値が に等しい必要があります。
この極限が存在するためには、分子が で 0 になる必要があります。
すなわち、 より、, よって 。
(2) のとき、 ()
したがって、 と定義すれば、 は連続関数になります。
8. 区分的に定義された関数の連続性と微分可能性を調べる問題
(1) のとき、
のとき、
右極限:
左極限:
であり、 であるから、 は で連続です。
(2) 右側微分係数:
左側微分係数:
右側微分係数と左側微分係数が異なるため、 は で微分可能ではありません。
9. 関数の滑らかさを示す問題
が 級関数であること、つまり、任意の回数微分可能であることを示す。
このように、 を何回微分しても、 または の関数になり、これらは任意の で微分可能です。したがって、 は 級関数です。