単語 "mathematics" から任意に4文字を選んで作られる順列の数を求める問題です。

離散数学順列組み合わせ場合の数重複順列
2025/7/10

1. 問題の内容

単語 "mathematics" から任意に4文字を選んで作られる順列の数を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、単語 "mathematics" に含まれる各文字の数を数えます。
* m: 2個
* a: 2個
* t: 2個
* h: 1個
* e: 1個
* i: 1個
* c: 1個
* s: 1個
次に、4文字の選び方を、重複する文字の数で場合分けして考えます。
(1) 4文字全てが異なる場合:
7種類(m, a, t, h, e, i, c, s から h,e,i,c,s の5個) から4文字を選ぶので、7P4=7×6×5×4=840{}_7 P_4 = 7 \times 6 \times 5 \times 4 = 840 通り。
(2) 2文字が同じで、残りの2文字が異なる場合:
同じ文字を選ぶ方法は3通り(m, a, t)。
残りの異なる2文字は、同じ文字を除いた6種類から2つを選ぶので、6P2=6×5=30{}_6 P_2 = 6 \times 5 = 30 通り。
したがって、3×30=903 \times 30 = 90通り。
並べ方は 4!2!=12\frac{4!}{2!} = 12 通り。
よって、90×12=108090 \times 12 = 1080 通り。
(3) 2文字が同じものが2組ある場合:
同じ文字を選ぶ方法は、3種類(m, a, t)から2つを選ぶので、3C2=3{}_3 C_2 = 3 通り。
並べ方は 4!2!2!=6\frac{4!}{2!2!} = 6 通り。
よって、3×6=183 \times 6 = 18 通り。
(4) 3文字が同じになることはありません。
(5) 4文字のうち2文字が同じものが1種類で、残りの文字のうち2文字が同じものが1種類ある場合:
2文字が同じものが1種類で、残りの2文字が異なる場合で場合分けした時と同様に、4!2!=12\frac{4!}{2!} = 12通り
異なる2文字は、同じ文字を除いた6種類から2つを選ぶので、6P2=6×5=30{}_6 P_2 = 6 \times 5 = 30 通り。
したがって、3×30=903 \times 30 = 90通り。
よって、90×12=108090 \times 12 = 1080 通り。
(6) 同じ文字が3つある場合、mathematicsには存在しないので考慮しません。
(7) 同じ文字が4つある場合、mathematicsには存在しないので考慮しません。
すべての組み合わせの数を足し合わせます。
840+1080+18=1938840 + 1080 + 18 = 1938

3. 最終的な答え

1938通り

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