まず、共通解を α とします。すると、以下の2式が成り立ちます。 α2−(k−1)α−k2=0 (1) α2−2kα+k=0 (2) (1) - (2) より、
(−α+kα)−k2−k=0 (k−1)α=k2+k もし k=1 ならば、0=12+1=2 となり矛盾が生じるため、k=1 です。したがって、 α=k−1k2+k (3) (3)を(2)に代入すると、
(k−1k2+k)2−2k(k−1k2+k)+k=0 k で割って、(ただし、k=0 の場合、x=0が共通解となる。x2+x=0とx2=0となるので、k=0のとき、ただ一つの共通解を持つ。k=0,x=0は解) (k−1)2(k2+k)2−2kk−1k2+k+k=0 (k−1)2k(k+1)2−2k−1k(k+1)+1=0 k(k+1)2−2k(k+1)(k−1)+(k−1)2=0 k(k2+2k+1)−2k(k2−1)+(k2−2k+1)=0 k3+2k2+k−2k3+2k+k2−2k+1=0 −k3+3k2+k+1=0 k3−3k2−k−1=0 ここで、上記の式に(2)を代入するのは複雑なので、(3)を(1)(2)に代入した式を(1)から(2)を引いた式に代入する戦略に戻ります。
(3)をα=k−1k(k+1)を(2)に代入します。 (k−1k(k+1))2−2kk−1k(k+1)+k=0 (k−1)2k2(k+1)2−k−12k2(k+1)+k=0 k((k−1)2k(k+1)2−k−12k(k+1)+1)=0 よってk=0 or (k−1)2k(k+1)2−k−12k(k+1)+1=0 k(k+1)2−2k(k+1)(k−1)+(k−1)2=0 k(k2+2k+1)−2k(k2−1)+k2−2k+1=0 k3+2k2+k−2k3+2k+k2−2k+1=0 −k3+3k2+k+1=0 k3−3k2−k−1=0 k=0のとき, x2+x=0とx2=0であり、共通解はx=0のみ。 k=3+14のとき、代入計算は困難なので、k3−3k2−k−1=0は正しくない? 問題文よりkの値は小さい順に並んでいるので、kは整数に近い値をとる可能性がある。k=1,2,3...を代入して探索する。 k=4のとき、64−48−4−1=11 k=3のとき、27−27−3−1=−4 したがって、3と4の間に解が存在する。
ここで、(1),(2)を引き算ではなく、足し算してみる
2x2−(3k−1)x−k2+k=0 解なし
問題文をよく見ると、青山学院大の文字が薄くなっている。問題文が間違っている可能性がある。
x2−(k−1)x−k2=0 x2−2kx+k=0 k = 0 の時、x2+x=0,x2=0共通解x=0 一つ k = -1 の時、x2+2x−1=0,x2+2x−1=0 共通解は一つではなく2つ k= 2の時、x2−x−4=0,x2−4x+2=0 共通解なし k2−(k−1)k−k2=−k2+k=0 より k=0,1 k2−2k2+k=−k2+k=0 よりk=0,1 k=1を代入すると、x2−0−1=0 より x=±1 x2−2x+1=(x−1)2=0 より x=1 k=1のとき共通解x=1を持つ。
したがってkの値は小さい順にk=0,1
k=0のとき共通解はx=0
k=1のとき共通解はx=1