この問題は、直線の方程式に関する問題です。 (1) 4つの直線が与えられ、互いに平行な直線と互いに垂直な直線を選ぶ問題です。 与えられた直線は ① $y = 3x - 2$ ② $4x + 6y - 3 = 0$ ③ $3x - 2y + 1 = 0$ ④ $6x - 2y + 1 = 0$ の4つです。 (2) 指定された条件を満たす直線の方程式を求める問題です。 (a) 点 $(2, -3)$ を通り、直線 $y = 2x - 1$ に平行な直線の方程式を求めます。 (b) 点 $(-4, 2)$ を通り、直線 $3x - y - 6 = 0$ に垂直な直線の方程式を求めます。

幾何学直線方程式平行垂直傾き
2025/7/10

1. 問題の内容

この問題は、直線の方程式に関する問題です。
(1) 4つの直線が与えられ、互いに平行な直線と互いに垂直な直線を選ぶ問題です。
与えられた直線は
y=3x2y = 3x - 2
4x+6y3=04x + 6y - 3 = 0
3x2y+1=03x - 2y + 1 = 0
6x2y+1=06x - 2y + 1 = 0
の4つです。
(2) 指定された条件を満たす直線の方程式を求める問題です。
(a) 点 (2,3)(2, -3) を通り、直線 y=2x1y = 2x - 1 に平行な直線の方程式を求めます。
(b) 点 (4,2)(-4, 2) を通り、直線 3xy6=03x - y - 6 = 0 に垂直な直線の方程式を求めます。

2. 解き方の手順

(1)
まず、すべての直線の方程式を y=ax+by = ax + b の形に変形し、傾きを比較します。
y=3x2y = 3x - 2 (傾き: 3)
4x+6y3=06y=4x+3y=23x+124x + 6y - 3 = 0 \Rightarrow 6y = -4x + 3 \Rightarrow y = -\frac{2}{3}x + \frac{1}{2} (傾き: 23-\frac{2}{3})
3x2y+1=02y=3x+1y=32x+123x - 2y + 1 = 0 \Rightarrow 2y = 3x + 1 \Rightarrow y = \frac{3}{2}x + \frac{1}{2} (傾き: 32\frac{3}{2})
6x2y+1=02y=6x+1y=3x+126x - 2y + 1 = 0 \Rightarrow 2y = 6x + 1 \Rightarrow y = 3x + \frac{1}{2} (傾き: 3)
傾きが等しい直線は平行です。したがって、①と④が平行です。
傾きの積が-1になる直線は垂直です。したがって、②と③が垂直です。
23×32=1 -\frac{2}{3} \times \frac{3}{2} = -1
(2)
(a) 求める直線は y=2x1y = 2x - 1 に平行なので、傾きは2です。
求める直線の方程式を y=2x+by = 2x + b とします。
この直線が点 (2,3)(2, -3) を通るので、
3=2(2)+b-3 = 2(2) + b
3=4+b-3 = 4 + b
b=7b = -7
したがって、求める直線の方程式は y=2x7y = 2x - 7です。
(b) 直線 3xy6=03x - y - 6 = 0y=3x6y = 3x - 6 と変形できます。この直線の傾きは3です。
求める直線はこれに垂直なので、傾きは 13-\frac{1}{3}です。
求める直線の方程式を y=13x+by = -\frac{1}{3}x + b とします。
この直線が点 (4,2)(-4, 2) を通るので、
2=13(4)+b2 = -\frac{1}{3}(-4) + b
2=43+b2 = \frac{4}{3} + b
b=243=6343=23b = 2 - \frac{4}{3} = \frac{6}{3} - \frac{4}{3} = \frac{2}{3}
したがって、求める直線の方程式は y=13x+23y = -\frac{1}{3}x + \frac{2}{3}です。
これを整理すると、3y=x+23y = -x + 2 なので、x+3y2=0x + 3y - 2 = 0となります。

3. 最終的な答え

(1) 互いに平行な直線: ①と④
互いに垂直な直線: ②と③
(2)
(a) y=2x7y = 2x - 7
(b) x+3y2=0x + 3y - 2 = 0

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