問題は2つあります。 問題1:直線 $3x - y + 2 = 0$ に関して、点 $A(-4, 0)$ と対称な点 $B$ の座標を求めよ。 問題2:次の点と直線の距離を求めよ。 (1) 点 $(1, -1)$、直線 $4x - 3y + 1 = 0$ (2) 原点、直線 $y = 2x - 10$

幾何学点の対称移動点と直線の距離座標平面
2025/7/10

1. 問題の内容

問題は2つあります。
問題1:直線 3xy+2=03x - y + 2 = 0 に関して、点 A(4,0)A(-4, 0) と対称な点 BB の座標を求めよ。
問題2:次の点と直線の距離を求めよ。
(1) 点 (1,1)(1, -1)、直線 4x3y+1=04x - 3y + 1 = 0
(2) 原点、直線 y=2x10y = 2x - 10

2. 解き方の手順

問題1:点 AA と点 BB が直線 3xy+2=03x - y + 2 = 0 に関して対称であるということは、以下の2つの条件を満たすということです。

1. 線分 $AB$ の中点が直線 $3x - y + 2 = 0$ 上にある。

2. 線分 $AB$ は直線 $3x - y + 2 = 0$ と垂直に交わる。

BB の座標を (x,y)(x, y) とします。
条件1より、線分 ABAB の中点の座標は (x42,y2)(\frac{x - 4}{2}, \frac{y}{2}) です。この点が直線 3xy+2=03x - y + 2 = 0 上にあるので、
3(x42)y2+2=03(\frac{x - 4}{2}) - \frac{y}{2} + 2 = 0
これを整理すると、
3xy8=03x - y - 8 = 0
条件2より、線分 ABAB の傾きは y0x(4)=yx+4\frac{y - 0}{x - (-4)} = \frac{y}{x + 4} です。直線 3xy+2=03x - y + 2 = 0 の傾きは 33 です。線分 ABAB と直線 3xy+2=03x - y + 2 = 0 が垂直に交わるので、
yx+4×3=1\frac{y}{x + 4} \times 3 = -1
これを整理すると、
3y=x43y = -x - 4
x+3y+4=0x + 3y + 4 = 0
2つの式を連立して解きます。
3xy8=03x - y - 8 = 0
x+3y+4=0x + 3y + 4 = 0
2番目の式より x=3y4x = -3y - 4 なので、これを1番目の式に代入します。
3(3y4)y8=03(-3y - 4) - y - 8 = 0
9y12y8=0-9y - 12 - y - 8 = 0
10y20=0-10y - 20 = 0
y=2y = -2
x=3(2)4=64=2x = -3(-2) - 4 = 6 - 4 = 2
よって、点 BB の座標は (2,2)(2, -2) です。
問題2(1):点 (x0,y0)(x_0, y_0) と直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0 の距離 dd は、
d=ax0+by0+ca2+b2d = \frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}} で求められます。
(1,1)(1, -1) と直線 4x3y+1=04x - 3y + 1 = 0 の距離は、
d=4(1)3(1)+142+(3)2=4+3+116+9=825=85d = \frac{|4(1) - 3(-1) + 1|}{\sqrt{4^2 + (-3)^2}} = \frac{|4 + 3 + 1|}{\sqrt{16 + 9}} = \frac{8}{\sqrt{25}} = \frac{8}{5}
問題2(2):原点 (0,0)(0, 0) と直線 y=2x10y = 2x - 10 の距離を求めます。直線の式を 2xy10=02x - y - 10 = 0 と変形します。
d=2(0)(0)1022+(1)2=104+1=105=1055=25d = \frac{|2(0) - (0) - 10|}{\sqrt{2^2 + (-1)^2}} = \frac{|-10|}{\sqrt{4 + 1}} = \frac{10}{\sqrt{5}} = \frac{10\sqrt{5}}{5} = 2\sqrt{5}

3. 最終的な答え

問題1:点Bの座標は (2,2)(2, -2)
問題2(1):距離は 85\frac{8}{5}
問題2(2):距離は 252\sqrt{5}

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