直線 $y = \frac{1}{2}x + 10$ 上の点Pから長方形PQRSを作る。点Q, Rはx軸上にあり、点Sは直線 $y = -x + 8$ 上にある。四角形PQRSが正方形になるときの点Pの座標を求めよ。

幾何学座標平面正方形直線方程式
2025/7/10

1. 問題の内容

直線 y=12x+10y = \frac{1}{2}x + 10 上の点Pから長方形PQRSを作る。点Q, Rはx軸上にあり、点Sは直線 y=x+8y = -x + 8 上にある。四角形PQRSが正方形になるときの点Pの座標を求めよ。

2. 解き方の手順

点Pのx座標を tt とする。点Pは直線 y=12x+10y = \frac{1}{2}x + 10 上にあるので、点Pの座標は (t,12t+10)(t, \frac{1}{2}t + 10) と表せる。
PQRSは長方形なので、点Qの座標は (t,0)(t, 0) となる。
また、正方形なので、PQの長さとQRの長さは等しい。
PQの長さはPのy座標に等しいので、12t+10\frac{1}{2}t + 10 である。
QRの長さは、RSの長さに等しく、RSはSのy座標である。
点Sは直線 y=x+8y = -x + 8 上にある。点Sのy座標はPQの長さに等しいので、Sのy座標は12t+10\frac{1}{2}t + 10 である。
点Sの座標は (s,12t+10)(s, \frac{1}{2}t + 10) と表せる。この点が y=x+8y = -x + 8 上にあるので、
12t+10=s+8\frac{1}{2}t + 10 = -s + 8
s=12t2s = -\frac{1}{2}t - 2
点Rのx座標はSのx座標に等しく、点Rのy座標は0なので、点Rの座標は (12t2,0)(-\frac{1}{2}t - 2, 0) である。
点Qのx座標は tt であり、点Rのx座標は 12t2-\frac{1}{2}t - 2 であるので、QRの長さは
12t2t=32t2|-\frac{1}{2}t - 2 - t| = |-\frac{3}{2}t - 2|
PQの長さとQRの長さは等しいので、
12t+10=32t2\frac{1}{2}t + 10 = |-\frac{3}{2}t - 2|
(i) 32t20-\frac{3}{2}t - 2 \ge 0 のとき、t43t \le -\frac{4}{3}
12t+10=32t2\frac{1}{2}t + 10 = -\frac{3}{2}t - 2
2t=122t = -12
t=6t = -6
これは t43t \le -\frac{4}{3} を満たす。
(ii) 32t2<0-\frac{3}{2}t - 2 < 0 のとき、t>43t > -\frac{4}{3}
12t+10=32t+2\frac{1}{2}t + 10 = \frac{3}{2}t + 2
t=8-t = -8
t=8t = 8
これは t>43t > -\frac{4}{3} を満たす。
点Pのx座標は 20t43-20 \le t \le -\frac{4}{3} の範囲にあるので、(i) の t=6t = -6 のみ条件を満たす。
したがって、点Pのx座標は 6-6 である。点Pのy座標は 12(6)+10=3+10=7\frac{1}{2}(-6) + 10 = -3 + 10 = 7 である。

3. 最終的な答え

Pの座標は (6,7)(-6, 7)

「幾何学」の関連問題

この問題は、以下の3つの問題で構成されています。 1. 2点A(-1, 3), B(3, 1)について、線分ABを2:1に内分する点Pの座標と、線分ABを1:2に外分する点Qの座標を求める問題。

座標平面内分点外分点対称点重心
2025/7/11

問題は2つあります。 一つ目は、線分ABを3:1に内分する点Pと、3:1に外分する点Qを図示することです。 二つ目は、A(-2), B(6)という2点に対して、線分ABを3:1に内分する点Pの座標、1...

線分内分点外分点中点座標
2025/7/11

問題は2つあります。 1つ目は、線分ABを3:1に内分する点Pと外分する点Qを図示することです。 2つ目は、2点A(-2)とB(6)に対して、以下の点の座標を求めることです。 (1) 線分ABを3:1...

線分内分点外分点中点座標
2025/7/11

一辺が4cmの正方形ABCDにおいて、点Pが頂点Aから毎秒1cmの速さでA→B→C→Dと移動する。点PがAを出発してからx秒後の三角形APDの面積をy $cm^2$とする。 (1) x=1のときのyの...

面積正方形三角形動点
2025/7/11

平行六面体 OADB-CLMN において、$\triangle ABC$ の重心を G とする。$\vec{OA} = \vec{a}$, $\vec{OB} = \vec{b}$, $\vec{OC...

ベクトル空間ベクトル重心一直線平行六面体
2025/7/11

平行六面体 OADB-CEGF において、$\vec{OA} = \vec{a}$, $\vec{OB} = \vec{b}$, $\vec{OC} = \vec{c}$ とする。辺 DG の延長上に...

ベクトル空間ベクトル平面の方程式線分の内分
2025/7/11

与えられた各三角形の面積を求める問題です。各小問で三角形の辺の長さが与えられています。

三角形面積ヘロンの公式ピタゴラスの定理正三角形
2025/7/11

3点 A(1, 0, 0), B(0, 3, 0), C(0, 0, 2) が定める平面 ABC に、原点 O から垂線 OH を下ろす。このとき、点 H の座標と線分 OH の長さを求める。

空間ベクトル平面の方程式法線ベクトル内積距離
2025/7/11

三角形において、与えられた辺の長さや角の大きさから、指定された辺の長さ、三角形の外接円の直径、三角形の面積、三角比の値を求める。

三角形余弦定理正弦定理三角比外接円面積
2025/7/11

空間内の3点 $O(0, 0, 0)$, $A(1, 2, 1)$, $B(1, 4, -3)$ について、2点 $A$, $B$ から等距離にある $z$ 軸上の点 $P$ の座標を求める。

空間ベクトル距離座標
2025/7/11