与えられた条件から円の方程式を求める問題です。具体的には、以下の3つの円の方程式を求めます。 (1) 中心が $(1, -4)$、半径が $3$ の円 (2) 中心が $(-1, 2)$、原点を通る円 (3) 2点 $A(2, 3)$ と $B(4, -1)$ を直径の両端とする円

幾何学円の方程式座標平面距離公式
2025/7/10

1. 問題の内容

与えられた条件から円の方程式を求める問題です。具体的には、以下の3つの円の方程式を求めます。
(1) 中心が (1,4)(1, -4)、半径が 33 の円
(2) 中心が (1,2)(-1, 2)、原点を通る円
(3) 2点 A(2,3)A(2, 3)B(4,1)B(4, -1) を直径の両端とする円

2. 解き方の手順

(1) 中心が (1,4)(1, -4)、半径が 33 の円の方程式
円の方程式の一般形は (xa)2+(yb)2=r2(x - a)^2 + (y - b)^2 = r^2 で表されます。ここで、(a,b)(a, b) は円の中心、rr は半径です。
中心が (1,4)(1, -4)、半径が 33 なので、a=1a = 1, b=4b = -4, r=3r = 3 を代入します。
(x1)2+(y(4))2=32(x - 1)^2 + (y - (-4))^2 = 3^2
(x1)2+(y+4)2=9(x - 1)^2 + (y + 4)^2 = 9
(2) 中心が (1,2)(-1, 2)、原点を通る円の方程式
中心が (1,2)(-1, 2) なので、円の方程式は (x+1)2+(y2)2=r2(x + 1)^2 + (y - 2)^2 = r^2 となります。
原点 (0,0)(0, 0) を通ることから、x=0x = 0, y=0y = 0 を代入して半径 rr を求めます。
(0+1)2+(02)2=r2(0 + 1)^2 + (0 - 2)^2 = r^2
1+4=r21 + 4 = r^2
r2=5r^2 = 5
よって、円の方程式は (x+1)2+(y2)2=5(x + 1)^2 + (y - 2)^2 = 5
(3) 2点 A(2,3)A(2, 3)B(4,1)B(4, -1) を直径の両端とする円の方程式
円の中心は、線分 ABAB の中点です。中点の座標は (x1+x22,y1+y22)\left(\frac{x_1 + x_2}{2}, \frac{y_1 + y_2}{2}\right) で求められます。
中心の座標は (2+42,3+(1)2)=(62,22)=(3,1)\left(\frac{2 + 4}{2}, \frac{3 + (-1)}{2}\right) = \left(\frac{6}{2}, \frac{2}{2}\right) = (3, 1) となります。
円の半径は、中心 (3,1)(3, 1) と点 A(2,3)A(2, 3) の距離です。距離は (x2x1)2+(y2y1)2\sqrt{(x_2 - x_1)^2 + (y_2 - y_1)^2} で求められます。
r=(23)2+(31)2=(1)2+(2)2=1+4=5r = \sqrt{(2 - 3)^2 + (3 - 1)^2} = \sqrt{(-1)^2 + (2)^2} = \sqrt{1 + 4} = \sqrt{5}
よって、r2=5r^2 = 5 です。
円の方程式は (x3)2+(y1)2=5(x - 3)^2 + (y - 1)^2 = 5

3. 最終的な答え

(1) (x1)2+(y+4)2=9(x - 1)^2 + (y + 4)^2 = 9
(2) (x+1)2+(y2)2=5(x + 1)^2 + (y - 2)^2 = 5
(3) (x3)2+(y1)2=5(x - 3)^2 + (y - 1)^2 = 5

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