2次方程式 $2x^2 - 5x + 4 = 0$ の2つの解を $\alpha, \beta$ とするとき、$\alpha^2 + \beta^2$, $\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta}$, $\alpha^3 + \beta^3$ の値を求める。

代数学二次方程式解と係数の関係式の計算
2025/7/10

1. 問題の内容

2次方程式 2x25x+4=02x^2 - 5x + 4 = 0 の2つの解を α,β\alpha, \beta とするとき、α2+β2\alpha^2 + \beta^2, 1α+1β\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta}, α3+β3\alpha^3 + \beta^3 の値を求める。

2. 解き方の手順

解と係数の関係より、α+β=52\alpha + \beta = \frac{5}{2}, αβ=42=2\alpha\beta = \frac{4}{2} = 2 である。
まず、α2+β2\alpha^2 + \beta^2を求める。
α2+β2=(α+β)22αβ\alpha^2 + \beta^2 = (\alpha + \beta)^2 - 2\alpha\beta
α2+β2=(52)22(2)=2544=254164=94\alpha^2 + \beta^2 = (\frac{5}{2})^2 - 2(2) = \frac{25}{4} - 4 = \frac{25}{4} - \frac{16}{4} = \frac{9}{4}
次に、1α+1β\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta}を求める。
1α+1β=α+βαβ=522=5212=54\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta} = \frac{\alpha + \beta}{\alpha\beta} = \frac{\frac{5}{2}}{2} = \frac{5}{2} \cdot \frac{1}{2} = \frac{5}{4}
最後に、α3+β3\alpha^3 + \beta^3を求める。
α3+β3=(α+β)(α2αβ+β2)=(α+β)((α+β)23αβ)\alpha^3 + \beta^3 = (\alpha + \beta)(\alpha^2 - \alpha\beta + \beta^2) = (\alpha + \beta)((\alpha + \beta)^2 - 3\alpha\beta)
α3+β3=(52)((52)23(2))=(52)(2546)=(52)(254244)=5214=58\alpha^3 + \beta^3 = (\frac{5}{2})((\frac{5}{2})^2 - 3(2)) = (\frac{5}{2})(\frac{25}{4} - 6) = (\frac{5}{2})(\frac{25}{4} - \frac{24}{4}) = \frac{5}{2} \cdot \frac{1}{4} = \frac{5}{8}

3. 最終的な答え

α2+β2=94\alpha^2 + \beta^2 = \frac{9}{4}
1α+1β=54\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta} = \frac{5}{4}
α3+β3=58\alpha^3 + \beta^3 = \frac{5}{8}

「代数学」の関連問題

問題は、乗法の公式に関する穴埋め問題です。以下の4つの式を展開する必要があります。 (1) $(x+a)(x+b) = $ (2) $(x+a)^2 = $ (3) $(x-a)^2 = $ (4) ...

展開乗法の公式多項式
2025/7/15

画像にある数学の問題を解きます。具体的には、単項式と多項式の乗法・除法、式の展開、そしてそれらを組み合わせた計算問題です。

式の展開単項式多項式分配法則展開公式
2025/7/15

与えられた2つの命題を、対偶を利用して証明する。 (1) $x+y > a$ ならば「$x > a-b$ または $y > b$」 (2) $x$ についての方程式 $ax+b=0$ がただ1つの解を...

命題対偶証明不等式方程式
2025/7/15

与えられた二次式 $5x^2 + 6x - 8$ を因数分解する問題です。写真には因数分解の結果と思われる式 $(5x + 2)(x - 4)$ が書かれていますが、これが正しいか確認し、正しくない場...

二次式因数分解展開
2025/7/15

与えられた2つの式を因数分解する問題です。 (7) $16a^2 + 8a + 1$ (8) $4x^2 + 4xy + y^2$

因数分解平方完成多項式
2025/7/15

問題は、与えられた式 $(a-2) + b(2-a) = b(a-2)$ が正しいかどうかを検証し、正しい場合は、与えられた式を簡略化することです。

式の簡略化因数分解文字式
2025/7/15

1次関数のグラフ、変化の割合、増加量、変域に関する問題です。

一次関数変化の割合増加量変域
2025/7/15

問題は、1次関数に関する基本的な知識、グラフ、変化の割合、変域、そして直線の式を求めるものです。具体的には、1次関数でないものの選択、グラフの描画、変化の割合の算出、変域の算出、そして与えられた条件か...

一次関数グラフ傾き切片変化の割合変域直線の式
2025/7/15

比例・反比例の式に関する問題です。 (1) $y$が$x$に比例し、グラフが点$(5, -45)$を通るときの、$x$と$y$の関係式を求める問題と、$x$の変域が$-3 \le x \le 6$のと...

比例反比例一次関数関数の変域
2025/7/15

問題は主に3つの部分から構成されています。 (1) いくつかの数量の関係について、$y$ が $x$ の関数であるものを特定する。 (2) 図に示された点AからFまでの座標を特定する。 (3) 与えら...

関数座標比例反比例グラフ
2025/7/15