まず、曲線 y=−x2+x を微分して、接線の傾きを求めます。 y′=dxdy=−2x+1 次に、点 (1, 1) における接線の傾きを求めます。
y′(1)=−2(1)+1=−1 したがって、点 (1, 1) における接線の方程式は、傾きが -1 で点 (1, 1) を通るので、次のようになります。
y−1=−1(x−1) y−1=−x+1 接線の方程式が y=−x+2 のとき、接点の座標は (1, 1) です。 次に、曲線 y=−x2+x の接線で、傾きが m である場合を考えます。接点を (t,−t2+t) とすると、接線の傾きは y′(t)=−2t+1 なので、これが m に等しくなります。すなわち、 −2t+1=m より、 t=21−m です。このとき、接線の方程式は y−(−t2+t)=m(x−t) y−(−(21−m)2+21−m)=m(x−21−m) この接線が点 (1, 1) を通るので、
1−(−(21−m)2+21−m)=m(1−21−m) 1+4(1−m)2−21−m=m−m21−m 4+(1−m)2−2(1−m)=4m−2m(1−m) 4+1−2m+m2−2+2m=4m−2m+2m2 3+m2=2m+2m2 m2+2m−3=0 (m+3)(m−1)=0 m=1 のとき、 t=21−1=0 なので、接点の座標は (0, 0) となり、接線の方程式は y=x となります。 m=−3 のとき、t=21−(−3)=2 なので、接点の座標は (2, -2) となり、接線の方程式は y−(−2)=−3(x−2) 、すなわち y=−3x+4 となります。 まとめると、点 (1, 1) を通る接線の方程式は y=x と y=−3x+4 です。 y=x のとき、接点の座標は (0, 0) です。 y=−3x+4 のとき、接点の座標は (2, -2) です。 しかし、問題文には「次の曲線上に、与えられた点から引かれた」とあるので、曲線上にない点から引いた接線を求めるのではなく、(1,1)における接線を求める問題だと考えられます。