原点Oを通り、方向ベクトルが$\mathbf{p}$の直線L($\mathbf{p}$は単位ベクトル)を考える。 $\langle \mathbf{a}, \mathbf{p} \rangle = -1$であるとき、Oを始点とするベクトル$\mathbf{a}$の終点をLへ正射影した点は、Oからの距離が(1)で、$\mathbf{p}$と(2:同じ、反対)向きにある。(1)に入る値と(2)に入る語句を答える問題。
2025/7/10
1. 問題の内容
原点Oを通り、方向ベクトルがの直線L(は単位ベクトル)を考える。
であるとき、Oを始点とするベクトルの終点をLへ正射影した点は、Oからの距離が(1)で、と(2:同じ、反対)向きにある。(1)に入る値と(2)に入る語句を答える問題。
2. 解き方の手順
ベクトルの終点を直線Lへ正射影した点をとする。はの定数倍で表せるので、と表すことができる。
正射影の定義より、はと直交する。つまり、が成り立つ。
これを展開すると、となる。問題文より、である。また、なので、となる(は単位ベクトルなので、)。
したがって、より、となる。
である。
Oからの距離はである。
なので、はと反対向きである。
3. 最終的な答え
(1) 1
(2) 反対