各問題について、順に解き方を説明します。
(1) 2点間の距離の公式は d=(x2−x1)2+(y2−y1)2 です。 点A(2, -1), B(4, 3) の距離ABは、
AB=(4−2)2+(3−(−1))2=22+42=4+16=20=25 原点O(0, 0)と点A(2, -1) の距離OAは、
OA=(2−0)2+(−1−0)2=22+(−1)2=4+1=5 (2) 線分ABを m:n に内分する点の座標は、 (m+nnx1+mx2,m+nny1+my2) です。 A(-1, 6), B(4, 1) を 3:2 に内分する点の座標は、
(3+22(−1)+3(4),3+22(6)+3(1))=(5−2+12,512+3)=(510,515)=(2,3) (3) 線分ABを m:n に外分する点の座標は、 (m−n−nx1+mx2,m−n−ny1+my2) です。 A(-3, 2), B(4, 5) を 2:3 に外分する点の座標は、
(2−3−3(−3)+2(4),2−3−3(2)+2(5))=(−19+8,−1−6+10)=(−117,−14)=(−17,−4) 線分ABの中点の座標は、(2x1+x2,2y1+y2) です。 A(-3, 2), B(4, 5) の中点の座標は、
(2−3+4,22+5)=(21,27) (4) 三角形ABCの重心の座標は、 (3x1+x2+x3,3y1+y2+y3) です。 A(1, 1), B(5, 2), C(3, 4) の重心の座標は、
(31+5+3,31+2+4)=(39,37)=(3,37) (5) 点 (x1,y1) を通り、傾き m の直線の方程式は、y−y1=m(x−x1) です。 点(1, -3) を通り、傾きが2の直線の方程式は、
y−(−3)=2(x−1)⟹y+3=2x−2⟹y=2x−5 (6) 2点 (x1,y1),(x2,y2) を通る直線の方程式は、y−y1=x2−x1y2−y1(x−x1) です。 (3, 2), (5, 6)を通る直線の方程式は、
y−2=5−36−2(x−3)⟹y−2=24(x−3)⟹y−2=2(x−3)⟹y−2=2x−6⟹y=2x−4 (7) 2点 (3, -1), (3, 4) を通る直線の方程式は、x座標が同じなので、x=3 (8) (i) y=4x+1とx=41y−41、これはy=4x+1と同じなので、一致する。 (ii) y=3x−1 と x+3y+2=0⟹3y=−x−2⟹y=−31x−32。傾きの積は 3×(−31)=−1 なので、垂直。 (iii) 2x+3y=3 と 4x+6y=5。4x+6y=2(2x+3y)=2(3)=6=5。なので平行で一致しない。 (10) 点 (x0,y0) と直線 ax+by+c=0 の距離は、 d=a2+b2∣ax0+by0+c∣ です。 点 (1, -2) と直線 3x+4y+4=0 の距離は、 d=32+42∣3(1)+4(−2)+4∣=9+16∣3−8+4∣=25∣−1∣=51 (11) 中心が (2, 3), 半径が4の円の方程式は、 (x−2)2+(y−3)2=42=16 (12) 方程式 x2+y2−6x+2y−6=0 を変形します。 (x2−6x)+(y2+2y)=6 (x2−6x+9)+(y2+2y+1)=6+9+1 (x−3)2+(y+1)2=16=42 中心は (3, -1) で、半径は4です。
(13) 円 x2+y2=r2 上の点 (x1,y1) における接線の方程式は、x1x+y1y=r2 です。 円 x2+y2=10 上の点 P(3, 1) における接線の方程式は、3x+1y=10⟹3x+y=10