与えられた2次関数のグラフが $x$ 軸から切り取る線分の長さを求める問題です。具体的には、 (1) $y = 4x^2 - 7x - 11$ (2) $y = -4x^2 + 4ax - a^2 + 9$ (ただし、$a$ は定数) の2つの関数について、それぞれ $x$ 軸から切り取る線分の長さを求めます。

代数学二次関数二次方程式解の公式グラフ
2025/7/10

1. 問題の内容

与えられた2次関数のグラフが xx 軸から切り取る線分の長さを求める問題です。具体的には、
(1) y=4x27x11y = 4x^2 - 7x - 11
(2) y=4x2+4axa2+9y = -4x^2 + 4ax - a^2 + 9 (ただし、aa は定数)
の2つの関数について、それぞれ xx 軸から切り取る線分の長さを求めます。

2. 解き方の手順

xx 軸から切り取る線分の長さは、2次関数と xx 軸との交点の xx 座標を求め、その差の絶対値を取ることで求められます。xx 軸との交点は、y=0y = 0 となる xx の値を求めることで得られます。
(1) y=4x27x11y = 4x^2 - 7x - 11 の場合
y=0y = 0 とおくと、4x27x11=04x^2 - 7x - 11 = 0 となります。
この2次方程式を解くために、解の公式を利用します。
x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}
x=7±(7)24(4)(11)2(4)=7±49+1768=7±2258=7±158x = \frac{7 \pm \sqrt{(-7)^2 - 4(4)(-11)}}{2(4)} = \frac{7 \pm \sqrt{49 + 176}}{8} = \frac{7 \pm \sqrt{225}}{8} = \frac{7 \pm 15}{8}
x1=7+158=228=114x_1 = \frac{7 + 15}{8} = \frac{22}{8} = \frac{11}{4}
x2=7158=88=1x_2 = \frac{7 - 15}{8} = \frac{-8}{8} = -1
したがって、xx 軸から切り取る線分の長さは x1x2=114(1)=114+44=154|x_1 - x_2| = |\frac{11}{4} - (-1)| = |\frac{11}{4} + \frac{4}{4}| = \frac{15}{4}
(2) y=4x2+4axa2+9y = -4x^2 + 4ax - a^2 + 9 の場合
y=0y = 0 とおくと、4x2+4axa2+9=0-4x^2 + 4ax - a^2 + 9 = 0 となります。
両辺に-1を掛けて、4x24ax+a29=04x^2 - 4ax + a^2 - 9 = 0
(2x)22(2x)a+a29=0(2x)^2 - 2(2x)a + a^2 - 9 = 0
(2xa)29=0(2x - a)^2 - 9 = 0
(2xa)2=9(2x - a)^2 = 9
2xa=±32x - a = \pm 3
2x=a±32x = a \pm 3
x=a±32x = \frac{a \pm 3}{2}
x1=a+32x_1 = \frac{a + 3}{2}
x2=a32x_2 = \frac{a - 3}{2}
したがって、xx 軸から切り取る線分の長さは x1x2=a+32a32=a+3a+32=62=3|x_1 - x_2| = |\frac{a + 3}{2} - \frac{a - 3}{2}| = |\frac{a + 3 - a + 3}{2}| = |\frac{6}{2}| = 3

3. 最終的な答え

(1) 154\frac{15}{4}
(2) 33

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