B1の穴埋め問題を解く。具体的には、以下の小問に答える。 (1) $(a^2+a+2)(a^2-a+2)$ の展開式を求める。 (2) $y=-x^2+6x+a$ のグラフが点 $(1,4)$ を通るとき、$a$ の値と関数の最大値を求める。 (3) $\triangle ABC$ において $AB=8, AC=3, \angle BAC=60^\circ$ のとき、$\cos \angle BAC$ と $BC$ の値を求める。 (4) 7枚のカードから3枚を取り出すときの取り出し方と、取り出したカードの数の積が偶数となる確率を求める。 (5) 40人のテストの平均点が60点であったとき、2人の得点修正後の分散の変化を判断する。

代数学展開二次関数最大値三角比余弦定理確率組み合わせ分散統計
2025/7/23
はい、承知いたしました。数学の問題を解いていきます。

1. 問題の内容

B1の穴埋め問題を解く。具体的には、以下の小問に答える。
(1) (a2+a+2)(a2a+2)(a^2+a+2)(a^2-a+2) の展開式を求める。
(2) y=x2+6x+ay=-x^2+6x+a のグラフが点 (1,4)(1,4) を通るとき、aa の値と関数の最大値を求める。
(3) ABC\triangle ABC において AB=8,AC=3,BAC=60AB=8, AC=3, \angle BAC=60^\circ のとき、cosBAC\cos \angle BACBCBC の値を求める。
(4) 7枚のカードから3枚を取り出すときの取り出し方と、取り出したカードの数の積が偶数となる確率を求める。
(5) 40人のテストの平均点が60点であったとき、2人の得点修正後の分散の変化を判断する。

2. 解き方の手順

(1) 展開式
(a2+a+2)(a2a+2)=(a2+2+a)(a2+2a)=(a2+2)2a2=a4+4a2+4a2=a4+3a2+4(a^2+a+2)(a^2-a+2) = (a^2+2+a)(a^2+2-a) = (a^2+2)^2 - a^2 = a^4+4a^2+4-a^2 = a^4+3a^2+4
(2) 2次関数
グラフが (1,4)(1,4) を通るので、4=12+6(1)+a4 = -1^2 + 6(1) + a
4=1+6+a4 = -1+6+a より a=1a = -1
y=x2+6x1=(x26x)1=(x26x+9)+91=(x3)2+8y = -x^2 + 6x - 1 = -(x^2 - 6x) - 1 = -(x^2 - 6x + 9) + 9 - 1 = -(x-3)^2 + 8
よって最大値は 88
(3) 三角形
cosBAC=cos60=12\cos \angle BAC = \cos 60^\circ = \frac{1}{2}
余弦定理より BC2=AB2+AC22(AB)(AC)cosBAC=82+322(8)(3)(12)=64+924=49BC^2 = AB^2 + AC^2 - 2(AB)(AC)\cos \angle BAC = 8^2 + 3^2 - 2(8)(3)(\frac{1}{2}) = 64+9-24 = 49
BC=49=7BC = \sqrt{49} = 7
(4) 確率
取り出し方は全部で 7C3=7×6×53×2×1=35_7C_3 = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 35 通り。
積が偶数になるのは、少なくとも1枚偶数のカードが含まれる場合。
積が奇数になるのは、3枚とも奇数のカードを取り出す場合。奇数のカードは1, 3, 5, 7の4枚なので、4C3=4_4C_3 = 4 通り。
積が偶数になるのは 354=3135 - 4 = 31 通り。
確率は 3135\frac{31}{35}
(5) 分散
花子さんの得点は1点増え、太郎さんの得点は1点減っているので、合計点は変わらず、平均点も変わらない。
分散は各データと平均との差の二乗の平均である。花子さんの得点は平均から遠ざかり、太郎さんの得点は平均に近づく。
花子さんの修正前後の二乗の差は (8960)2=292=841(89-60)^2 = 29^2 = 841(9060)2=302=900(90-60)^2 = 30^2 = 900。差は900841=59900-841=59
太郎さんの修正前後の二乗の差は (7060)2=102=100(70-60)^2 = 10^2 = 100(6960)2=92=81(69-60)^2 = 9^2 = 81。差は10081=19100-81=19
全体では 5919=4059-19=40だけ、二乗和が増えるので、分散は大きくなる。
したがって、分散は大きくなる。

3. 最終的な答え

(1) a4+3a2+4a^4+3a^2+4
(2) a=1a=-1, 最大値は 88
(3) cosBAC=12\cos \angle BAC = \frac{1}{2}, BC=7BC=7
(4) 3535通り, 3135\frac{31}{35}
(5) 1

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