問題1:
ここでは、行列A, B, Cの逆行列を掃き出し法で求めることは省略します。
問題2:
行列Dの行列式は以下のように計算します。
D=[1−523] det(D)=(1)(3)−(2)(−5)=3+10=13 行列Eの行列式は以下のように計算します。
E=23111−11−21 det(E)=2(1⋅1−(−2)(−1))−1(3⋅1−(−2)(1))+1(3(−1)−1⋅1)=2(1−2)−(3+2)+(−3−1)=−2−5−4=−11 行列Fの行列式は以下のように計算します。
F=213231−2139−110120005−2 第4列に関して余因子展開を行うと、
det(F)=5⋅C44+(−2)⋅C54 となる。 ただし、Cij は (i,j) 成分に関する余因子である。 C44は、1行1列、2行1列、3行1列を除いた行列の行列式。 C44=2131−21−110=2(−2⋅0−1⋅1)−1(1⋅0−1⋅3)+(−1)(1⋅1−(−2)⋅3)=2(−1)−(−3)−(1+6)=−2+3−7=−6 C54は、1行1列、2行1列、3行1列を除いた行列の行列式。 C54=2131−21−110=−6 det(F)=5⋅(−6)−2(−6)=−30+12=−18 問題3:
(1) 行列Pの行列式は以下のように計算します。
P=1−111−111−1111−11−1−1−1 1行目を基準に、2行目に1行目を足し、3行目から1行目を引き、4行目から1行目を引くと、
det(P)=1000−1020120−210−2−2 1列に関して余因子展開を行うと、
det(P)=1⋅02020−20−2−2=0(0(−2)−(−2)(−2))−2(2(−2)−(−2)(0))+0=−2(−4)=8 det(P−1)=det(P)1=81 (2) P−1QPの行列式の値は、 det(P−1QP)=det(P−1)det(Q)det(P)=det(P)1det(Q)det(P)=det(Q) Q=213210100−1012040 2行目を基準に余因子展開を行うと、
det(Q)=−1⋅110001240−(−1)⋅232110240=−(1(0−4)−0+2(1−0))+(2(1⋅4−1⋅4)−0+0)=−(−4+2)+0=−(−2)=2