中心が第1象限にあり、$x$軸、$y$軸、および直線 $3x + 4y - 12 = 0$ に接する円の方程式を求める。

幾何学方程式接線座標平面
2025/7/10

1. 問題の内容

中心が第1象限にあり、xx軸、yy軸、および直線 3x+4y12=03x + 4y - 12 = 0 に接する円の方程式を求める。

2. 解き方の手順

円の中心の座標を (r,r)(r, r) とする。ここで、rr は円の半径である。なぜなら、円が xx 軸と yy 軸に接しているので、中心の座標は (r,r)(r, r) と表せる。また、r>0r > 0 である。
次に、円の中心 (r,r)(r, r) と直線 3x+4y12=03x + 4y - 12 = 0 の距離が円の半径 rr に等しいことを利用する。点と直線の距離の公式より、
\frac{|3r + 4r - 12|}{\sqrt{3^2 + 4^2}} = r
\frac{|7r - 12|}{\sqrt{9 + 16}} = r
\frac{|7r - 12|}{\sqrt{25}} = r
\frac{|7r - 12|}{5} = r
絶対値を外して考える。
場合1: 7r1207r - 12 \ge 0 つまり r127r \ge \frac{12}{7} のとき
7r125=r\frac{7r - 12}{5} = r
7r12=5r7r - 12 = 5r
2r=122r = 12
r=6r = 6
これは r127r \ge \frac{12}{7} を満たす。
場合2: 7r12<07r - 12 < 0 つまり r<127r < \frac{12}{7} のとき
(7r12)5=r\frac{-(7r - 12)}{5} = r
7r+12=5r-7r + 12 = 5r
12=12r12 = 12r
r=1r = 1
これは r<127r < \frac{12}{7} を満たす。
したがって、r=1r = 1 または r=6r = 6 である。
円の方程式は (xr)2+(yr)2=r2(x - r)^2 + (y - r)^2 = r^2 なので、r=1r = 1 のとき (x1)2+(y1)2=1(x - 1)^2 + (y - 1)^2 = 1r=6r = 6 のとき (x6)2+(y6)2=36(x - 6)^2 + (y - 6)^2 = 36

3. 最終的な答え

(x1)2+(y1)2=1(x - 1)^2 + (y - 1)^2 = 1
(x6)2+(y6)2=36(x - 6)^2 + (y - 6)^2 = 36

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