直線 $y = 2x + k$ が放物線 $y = 3x - x^2$ と異なる2点P, Qで交わるとする。 (1) 定数 $k$ の値の範囲を求める。 (2) 線分PQの中点Mの座標を $k$ で表す。 (3) $k$ の値が変化するとき、線分PQの中点Mの軌跡を求める。
2025/7/10
1. 問題の内容
直線 が放物線 と異なる2点P, Qで交わるとする。
(1) 定数 の値の範囲を求める。
(2) 線分PQの中点Mの座標を で表す。
(3) の値が変化するとき、線分PQの中点Mの軌跡を求める。
2. 解き方の手順
(1) 直線と放物線の交点の 座標を求めるために、2つの式を連立させる。
この2次方程式が異なる2つの実数解を持つための条件は、判別式 が正であることである。
より、
(2) 2次方程式 の2つの解を とする。
解と係数の関係より、
線分PQの中点Mの 座標は
線分PQの中点Mの 座標は
したがって、中点Mの座標は
(3) 中点Mの座標を とすると、
(1)より、 なので、
したがって、中点Mの軌跡は、直線 の の部分である。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3) 直線 の の部分