(1) 変量 $x$ の分散が 8、変量 $y$ の分散が 18 であり、$x$ と $y$ の共分散が 5 であるとき、$x$ と $y$ の相関係数 $r$ を小数第3位を四捨五入して求めます。 (2) 与えられたデータに対して散布図を作成し、$x$ と $y$ の間に相関があるかどうかを調べ、相関がある場合は正または負のどちらかを答えます。
2025/7/10
1. 問題の内容
(1) 変量 の分散が 8、変量 の分散が 18 であり、 と の共分散が 5 であるとき、 と の相関係数 を小数第3位を四捨五入して求めます。
(2) 与えられたデータに対して散布図を作成し、 と の間に相関があるかどうかを調べ、相関がある場合は正または負のどちらかを答えます。
2. 解き方の手順
(1) 相関係数 は以下の式で計算できます。
の分散が 8 なので、 の標準偏差は です。
の分散が 18 なので、 の標準偏差は です。
共分散は 5 なので、相関係数 は
小数第3位を四捨五入すると 0.42 となります。
(2) 与えられたデータをもとに散布図を作成します。
x: 7, 6, 4, 9, 4, 2, 1, 8, 3, 6
y: 3, 5, 6, 3, 4, 8, 9, 2, 6, 3
散布図を見ると、 の値が大きくなると の値も大きくなる傾向があるように見えます。そのため、正の相関があると考えられます。
3. 最終的な答え
(1)
(2) 散布図は省略。正の相関がある。