問題は2つあります。 1. 2次方程式 $x^2 + mx + m + 3 = 0$ が実数解を持つような定数 $m$ の値の範囲を求める。

代数学二次方程式二次不等式判別式不等式実数解
2025/7/11

1. 問題の内容

問題は2つあります。

1. 2次方程式 $x^2 + mx + m + 3 = 0$ が実数解を持つような定数 $m$ の値の範囲を求める。

2. 2次不等式 $x^2 + 2mx + 2m + 3 > 0$ の解がすべての実数であるような定数 $m$ の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

(例題1)
2次方程式 x2+mx+m+3=0x^2 + mx + m + 3 = 0 が実数解を持つためには、判別式 DDD0D \geq 0 を満たす必要があります。
判別式 DD は、
D=m24(m+3)=m24m12D = m^2 - 4(m+3) = m^2 - 4m - 12
D0D \geq 0 より、
m24m120m^2 - 4m - 12 \geq 0
(m6)(m+2)0(m - 6)(m + 2) \geq 0
よって、m2m \leq -2 または m6m \geq 6
(例題2)
2次不等式 x2+2mx+2m+3>0x^2 + 2mx + 2m + 3 > 0 の解がすべての実数であるためには、放物線 y=x2+2mx+2m+3y = x^2 + 2mx + 2m + 3 が常に xx 軸より上にある必要があります。
これは、2次方程式 x2+2mx+2m+3=0x^2 + 2mx + 2m + 3 = 0 が実数解を持たない、つまり判別式 D<0D < 0 であることと同値です。
判別式 DD は、
D=(2m)24(2m+3)=4m28m12=4(m22m3)D = (2m)^2 - 4(2m+3) = 4m^2 - 8m - 12 = 4(m^2 - 2m - 3)
D<0D < 0 より、
4(m22m3)<04(m^2 - 2m - 3) < 0
m22m3<0m^2 - 2m - 3 < 0
(m3)(m+1)<0(m - 3)(m + 1) < 0
よって、1<m<3-1 < m < 3

3. 最終的な答え

例題1の答え:m2m \leq -2 または m6m \geq 6
例題2の答え:1<m<3-1 < m < 3

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