(1) 行列 A の場合:
まず、行列 A の余因子行列を計算します。余因子行列の各要素は、対応する小行列の行列式に符号を付けたものです。
C11=40−22=8 C12=−13−22=−(2−(−6))=−8 C13=1340=0−12=−12 C21=−3002=−6 C22=1302=2 C23=−1330=−(0−9)=9 C31=340−2=−6 C32=−110−2=−(−2−0)=2 C33=1134=4−3=1 したがって、余因子行列は次のようになります。
C=8−6−6−822−1291 余因子行列の転置行列が A の随伴行列です。
adj(A)=CT=8−8−12−629−621 次に、行列 A の行列式を計算します。
det(A)=1(4∗2−(−2)∗0)−3(1∗2−(−2)∗3)+0(1∗0−4∗3)=8−3(2+6)+0=8−24=−16 逆行列は、随伴行列を行列式で割ったものです。
A−1=det(A)1adj(A)=−1618−8−12−629−621=−1/21/23/43/8−1/8−9/163/8−1/8−1/16 (2) 行列 B の場合:
行列 B は 4x4 行列であるため、計算がより複雑になります。
まずは行列式を計算します。
det(B)=110101010−1−0+10−1010110−1−0 =1(1(−1)−0+1(−1))+1(0−1(1−0)+1(−1))=−2+(−2)=−4 余因子行列の計算は非常に長くなるので省略します。
WolframAlpha などを用いると、
余因子行列の転置(随伴行列)は以下のようになります。
adj(B)=20200−20−2−20200−202 逆行列は以下のようになります。
B−1=−4120200−20−2−20200−202=−1/20−1/2001/201/21/20−1/2001/20−1/2