(2) P町にはA中学とB中学の2校があり、生徒数の合計は450人。A中学の美術部員の割合は10%、B中学は5%で、2校合計の美術部員の割合は8%。A中学の生徒数を$x$人、B中学の生徒数を$y$人とする。 (1) $x, y$についての連立方程式を作成する。 (2) (1)の連立方程式を解いて、A中学とB中学の生徒数をそれぞれ求める。

代数学連立方程式文章問題割合方程式
2025/7/11

1. 問題の内容

(2) P町にはA中学とB中学の2校があり、生徒数の合計は450人。A中学の美術部員の割合は10%、B中学は5%で、2校合計の美術部員の割合は8%。A中学の生徒数をxx人、B中学の生徒数をyy人とする。
(1) x,yx, yについての連立方程式を作成する。
(2) (1)の連立方程式を解いて、A中学とB中学の生徒数をそれぞれ求める。

2. 解き方の手順

(1) 生徒数の合計に関する方程式と、美術部員の数に関する方程式を作成する。
生徒数の合計は450人なので、
x+y=450x + y = 450
A中学の美術部員の数は0.1x0.1x人、B中学の美術部員の数は0.05y0.05y人。2校合計の美術部員の数は0.08×4500.08 \times 450人。よって、
0.1x+0.05y=0.08×4500.1x + 0.05y = 0.08 \times 450
0.1x+0.05y=360.1x + 0.05y = 36
両辺に100をかけると
10x+5y=360010x + 5y = 3600
したがって、連立方程式は以下のようになる。
x+y=450x + y = 450
10x+5y=360010x + 5y = 3600
(2) (1)で求めた連立方程式を解く。
x+y=450x + y = 450 ... (1)
10x+5y=360010x + 5y = 3600 ... (2)
(1)式を5倍して、
5x+5y=22505x + 5y = 2250 ... (3)
(2)式から(3)式を引くと、
10x+5y(5x+5y)=3600225010x + 5y - (5x + 5y) = 3600 - 2250
5x=13505x = 1350
x=270x = 270
(1)式にx=270x = 270を代入すると、
270+y=450270 + y = 450
y=450270y = 450 - 270
y=180y = 180

3. 最終的な答え

(1)
x+y=450x + y = 450
10x+5y=360010x + 5y = 3600
(2)
A中学の生徒数:270人
B中学の生徒数:180人

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