(1) a1,b1,c1 を求める。 1回目の操作で、
- 表が出ればAとBが交換されるので、Aが赤玉を持つ確率は0、Bが赤玉を持つ確率は1/2、Cが赤玉を持つ確率は0。
- 裏が出ればBとCが交換されるので、Aが赤玉を持つ確率は1/2、Bが赤玉を持つ確率は0、Cが赤玉を持つ確率は0。
したがって、a1=21,b1=21,c1=0。 次に、a2,b2,c2 を求める。 2回目の操作で、
- 1回目に表が出た場合、Aは白玉、Bは赤玉、Cは青玉を持つ。
- 2回目に表が出れば、Aは赤玉、Bは白玉、Cは青玉を持つ。確率は21×21=41 - 2回目に裏が出れば、Aは白玉、Bは青玉、Cは赤玉を持つ。確率は21×21=41 - 1回目に裏が出た場合、Aは赤玉、Bは青玉、Cは白玉を持つ。
- 2回目に表が出れば、Aは青玉、Bは赤玉、Cは白玉を持つ。確率は21×21=41 - 2回目に裏が出れば、Aは赤玉、Bは白玉、Cは青玉を持つ。確率は21×21=41 したがって、a2=41+41=21,b2=41+41=21,c2=0。 (2) an+1,bn+1,cn+1 を an,bn,cn で表す。 - Aが赤玉を持つ場合:
- n回目にAが赤玉を持っていて、表が出ない場合。確率 (1/2)an - n回目にBが赤玉を持っていて、表が出た場合。確率 (1/2)bn したがって、an+1=21bn+21an. - Bが赤玉を持つ場合:
- n回目にAが赤玉を持っていて、表が出た場合。確率 (1/2)an - n回目にBが赤玉を持っていて、表が出ない かつ 裏が出ない場合。確率0
- n回目にCが赤玉を持っていて、裏が出た場合。確率 (1/2)cn したがって、bn+1=21an+21cn. - Cが赤玉を持つ場合:
- n回目にBが赤玉を持っていて、裏が出た場合。確率 (1/2)bn - n回目にCが赤玉を持っていて、裏が出ない場合。確率 (1/2)cn したがって、cn+1=21bn+21cn. (3) an,bn,cn を求める。 an+1=21(an+bn) bn+1=21(an+cn) cn+1=21(bn+cn) an+bn+cn=1 である。 an+1−cn+1=21(an−cn) an−cn=(a1−c1)(21)n−1=21(21)n−1=(21)n an−cn=(21)n an+1+bn+1+cn+1=21bn+21an+21an+21cn+21bn+21cn=an+bn+cn=1 an+1−bn+1=21bn+21an−21an−21cn=21(bn−cn) bn+1−cn+1=21an+21cn−21bn−21cn=21(an−bn). an+bn+cn=1 より an+bn=1−cn 推測: cn=31−31(−21)n−1, bn=31+32(−21)n−1, an=31+31(−21)n−1.