2次方程式 ax2+bx+c=0 の解を α、β とするとき、解と係数の関係は以下のようになる。 α+β=−ab αβ=ac 与えられた2次方程式 x2−2x+7=0 について、α+β=2、αβ=7 が成り立つ。 (1) −α, −β を解とする2次方程式を求める。 解の和は −α+(−β)=−(α+β)=−2 解の積は (−α)(−β)=αβ=7 したがって、解と係数の関係から、求める2次方程式は
x2−(−2)x+7=0 x2+2x+7=0 (2) α+2, β+2 を解とする2次方程式を求める。 解の和は (α+2)+(β+2)=(α+β)+4=2+4=6 解の積は (α+2)(β+2)=αβ+2(α+β)+4=7+2(2)+4=7+4+4=15 したがって、解と係数の関係から、求める2次方程式は
x2−6x+15=0 (3) α2−3α, β2−3β を解とする2次方程式を求める。 α と β は x2−2x+7=0 の解であるから、 α2−2α+7=0 より α2=2α−7 β2−2β+7=0 より β2=2β−7 α2−3α=(2α−7)−3α=−α−7 β2−3β=(2β−7)−3β=−β−7 解の和は (−α−7)+(−β−7)=−(α+β)−14=−2−14=−16 解の積は (−α−7)(−β−7)=αβ+7(α+β)+49=7+7(2)+49=7+14+49=70 したがって、解と係数の関係から、求める2次方程式は
x2−(−16)x+70=0 x2+16x+70=0