まず、点Cから平面OABに下ろした垂線の足をHとする。正四面体OABCにおいて、Hは正三角形OABの中心となる。
このとき、OH=31(OA+OB+OC)。 PQ + QCが最小となるのは、点Cの平面OABに関する対称点をC'としたとき、点Qが線分PC'とOBの交点となるときである。
ここで、正四面体の対称性から、OC' = OC = 1である。
OCの中点をMとすると、OM = 21。 OH=31(OA+OB) OP=53OA OC′=OC C'からOBに下ろした垂線の足をRとする。
三角形OBCにおいて、OB = BC = CO = 1である。
CからOBに下ろした垂線の足をRとすると、OR = 21となる。 つまり、OR=21OB。 ここで、PQ + QC = PQ + QC' = PC'なので、PC'を最小にすればよい。
点Cの平面OABに関する対称点をC'とすると、PQ + QCが最小となるのは、点Qが線分PC'とOBの交点となるときである。
OP=53OAである。 Oを原点とし、OA=a,OB=b,OC=cとする。 PC′=OC′−OP=OC−OP=c−53a 点QはOB上にあるので、OQ=kOB=kbと表せる。 点Qは線分PC'上にあるので、OQ=(1−t)OP+tOC′=(1−t)53a+tc よって、kb=(1−t)53a+tcとなるが、a,b,cは一次独立なので、矛盾する。 PQ + QCが最小になるのは、PからOBに垂線を下ろしたときの足がQになる時ではなく、OBで折り返したPの像P'とCを結んだ線分がOBと交わるときです。
△OAPにおいて、OP=3/5,OA=1,∠O=60∘であり、PのOBに関する対称点をP'とすると、△OAP≡△OBP′ よって、OP′=OP=3/5 ∠P′OB=∠AOB=60∘ CとP'を結んだ線分とOBの交点がQとなる。
△OCP′を考える。OC=1, OP'=3/5, ∠COP′=120∘ 余弦定理より、CP′2=OC2+OP′2−2∗OC∗OP′∗cos120∘=1+9/25+2∗1∗3/5∗1/2=1+9/25+3/5=25/25+9/25+15/25=49/25 PQ+QC=P′Q+QC=P′C=7/5 OQ=sOB OQ=(1−t)OP′+tOC OP′=xOA+yOBとすると、 sOB=(1−t)(xOA+yOB)+tOC x(1−t)=0→x=0ort=1 y(1−t)=s ここで、A,O,Bが一直線上にないため△OABにおいてOBに関するPの対称点がP'になるのはOP′=OPかつ、∠POB=∠P′OBとなるときである。なので、∠COP′=60+60=120° OC = 1, OP' = 3/5なので、CP′2=1+9/25−2×1×3/5×cos120=1+9/25−2×1×3/5×−1/2=1+9/25+3/5=49/25 △COP′にメネラウスの定理を用いると、 OQ/QB∗BC/CP′∗P′O/OC=1 OQ/QB∗1/(7/5)∗(3/5)/1=1 OQ/QB∗5/7∗3/5=1 OQ/QB∗3/7=1 OQ/QB=7/3 OQ:QB = 7:3