グラフ(世帯主年代別年間収入と貯蓄負債額)を見て、以下の4つの記述のうち、グラフを正しく説明しているものがいくつあるか答える問題です。 * 貯蓄の前年比増加率が一番大きいのは60〜69歳である。 * 貯蓄に対する負債の比率は、最も多い年代では140%を超える。 * 20〜59歳までの貯蓄の合計と60歳以上の貯蓄の合計では、20〜59歳の方が大きい。 * 年間収入が減少すると貯蓄も減少する。

確率論・統計学グラフの解釈データ分析割合
2025/4/2

1. 問題の内容

グラフ(世帯主年代別年間収入と貯蓄負債額)を見て、以下の4つの記述のうち、グラフを正しく説明しているものがいくつあるか答える問題です。
* 貯蓄の前年比増加率が一番大きいのは60〜69歳である。
* 貯蓄に対する負債の比率は、最も多い年代では140%を超える。
* 20〜59歳までの貯蓄の合計と60歳以上の貯蓄の合計では、20〜59歳の方が大きい。
* 年間収入が減少すると貯蓄も減少する。

2. 解き方の手順

* **記述1の検証:** 貯蓄の前年比増加率を各年代で比較します。20-29歳から30-39歳、30-39歳から40-49歳、40-49歳から50-59歳では貯蓄が増加しています。50-59歳から60-69歳、60-69歳から70歳以上では貯蓄が減少しています。貯蓄の増加量を見ると、
* 20-29歳から30-39歳: 442567442 \rightarrow 567、増加率は (567442)/4420.28(567-442) / 442 \approx 0.28
* 30-39歳から40-49歳: 567713567 \rightarrow 713、増加率は (713567)/5670.26(713-567) / 567 \approx 0.26
* 40-49歳から50-59歳: 713816713 \rightarrow 816、増加率は (816713)/7130.14(816-713) / 713 \approx 0.14
したがって、貯蓄の前年比増加率が一番大きいのは20〜29歳から30-39歳です。よって、記述1は誤りです。
* **記述2の検証:** 各年代の貯蓄に対する負債の比率を計算します。
* 20-29歳: 2934420.66<1.4\frac{293}{442} \approx 0.66 < 1.4
* 30-39歳: 9095671.6>1.4\frac{909}{567} \approx 1.6 > 1.4
* 40-49歳: 9787131.37<1.4\frac{978}{713} \approx 1.37 < 1.4
* 50-59歳: 5368160.66<1.4\frac{536}{816} \approx 0.66 < 1.4
* 60-69歳: 19721390.09<1.4\frac{197}{2139} \approx 0.09 < 1.4
* 70歳以上: 9620260.05<1.4\frac{96}{2026} \approx 0.05 < 1.4
貯蓄に対する負債の比率が最も多いのは30〜39歳で、140%を超えます。よって、記述2は正しいです。
* **記述3の検証:** 20〜59歳までの貯蓄の合計と60歳以上の貯蓄の合計を計算します。
* 20〜59歳までの貯蓄の合計: 442+567+713+816=2538442 + 567 + 713 + 816 = 2538
* 60歳以上の貯蓄の合計: 2139+2026=41652139 + 2026 = 4165
20〜59歳までの貯蓄の合計よりも60歳以上の貯蓄の合計の方が大きいです。よって、記述3は誤りです。
* **記述4の検証:** グラフを見ると、年間収入が減少しても貯蓄が増加している年代(例えば40-49歳から50-59歳)や、年間収入が増加しても貯蓄が減少している年代(例えば50-59歳から60-69歳)があります。よって、記述4は誤りです。
したがって、正しい記述は記述2のみです。

3. 最終的な答え

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