(i) $11^{20}$ を100で割ったときの余りを求める。 (ii) $29^{13}$ を900で割ったときの余りを求める。

数論合同算剰余べき乗
2025/7/11

1. 問題の内容

(i) 112011^{20} を100で割ったときの余りを求める。
(ii) 291329^{13} を900で割ったときの余りを求める。

2. 解き方の手順

(i) 112011^{20} を100で割ったときの余り
112=12121(mod100)11^2 = 121 \equiv 21 \pmod{100}
114212=44141(mod100)11^4 \equiv 21^2 = 441 \equiv 41 \pmod{100}
118412=168181(mod100)11^8 \equiv 41^2 = 1681 \equiv 81 \pmod{100}
1116812=656161(mod100)11^{16} \equiv 81^2 = 6561 \equiv 61 \pmod{100}
1120=11161146141=25011(mod100)11^{20} = 11^{16} \cdot 11^4 \equiv 61 \cdot 41 = 2501 \equiv 1 \pmod{100}
(ii) 291329^{13} を900で割ったときの余り
292=841841(mod900)29^2 = 841 \equiv 841 \pmod{900}
29259(mod900)29^2 \equiv -59 \pmod{900}
29329(59)=17111711+180089(mod900)29^3 \equiv 29 \cdot (-59) = -1711 \equiv -1711 + 1800 \equiv 89 \pmod{900}
294(59)2=348134813600119(mod900)29^4 \equiv (-59)^2 = 3481 \equiv 3481 - 3600 \equiv -119 \pmod{900}
29529(119)=34513451+3600149(mod900)29^5 \equiv 29 \cdot (-119) = -3451 \equiv -3451 + 3600 \equiv 149 \pmod{900}
296(59)3=205379205379+229900=205379+206100=721179(mod900)29^6 \equiv (-59)^3 = -205379 \equiv -205379 + 229 \cdot 900 = -205379 + 206100 = 721 \equiv -179 \pmod{900}
2912(179)2=320413204135900=3204131500=541(mod900)29^{12} \equiv (-179)^2 = 32041 \equiv 32041 - 35 \cdot 900 = 32041 - 31500 = 541 \pmod{900}
2913=29122954129=156891568917900=1568915300=389(mod900)29^{13} = 29^{12} \cdot 29 \equiv 541 \cdot 29 = 15689 \equiv 15689 - 17 \cdot 900 = 15689 - 15300 = 389 \pmod{900}

3. 最終的な答え

(i) 1
(ii) 389

「数論」の関連問題

整数 $n$ に対して、「$n^2$ が 7 の倍数ならば、$n$ は 7 の倍数である」という命題が真であるという事実を利用して、$\sqrt{7}$ が無理数であることを証明する。

無理数背理法整数の性質平方根
2025/7/15

命題「$n$ は整数とする。$n^2$ が3の倍数ならば、$n$ は3の倍数である」が真であることを利用して、$\sqrt{3}$ が無理数であることを証明する。

無理数背理法整数の性質平方根
2025/7/15

数列が群に分けられており、各群の項数は 2, 4, 6,... と増えている。このとき、157 が第何群の何番目にあるかを求める問題。

数列等差数列項数
2025/7/15

$\sqrt{2}$が無理数であることを利用して、$3\sqrt{2}$が無理数であることを証明する問題です。

無理数背理法有理数平方根
2025/7/15

整数 $n$ について、「$n^2$ が奇数ならば、$n$ は奇数である」ことを証明する問題です。対偶を利用した証明の穴埋め問題となっています。

整数証明対偶偶数奇数命題
2025/7/15

自然数 $n$ に対して、$2n^3 - 3n^2 + n$ が6の倍数であることを、(1) 数学的帰納法, (2) 連続する3整数の積が6の倍数であることの利用、の2通りの方法で証明する。

整数の性質倍数数学的帰納法因数分解合同式
2025/7/15

(1) 与えられた命題の対偶が真であることを示し、元の命題が真であることを示す問題。 (2) $\sqrt{15}$ が無理数であることを利用して、$\sqrt{3} + \sqrt{5}$ が無理数...

命題対偶背理法無理数有理数連立方程式代数
2025/7/15

ヘパンの判定法を利用して、$F_2$ が素数であることを確かめる問題です。具体的には、以下の合同式を満たす①、②、③に当てはまる0から4の範囲の数字を求める問題です。 $5^2 \equiv ① \p...

合同式剰余べき乗フェルマーの小定理 (に関連)
2025/7/15

問題は、ヘパンの判定法を利用してF2が素数であることを確かめるために、与えられた合同式を満たす数字を求めることです。具体的には、以下の合同式における①、②、③に当てはまる0から4の範囲の数字を求めます...

合同式剰余べき乗
2025/7/15

問題は、ヘパンの判定法を利用して$F_2$が素数であることを確かめるというものです。具体的には、$5^2$, $5^4$, $5^8$ をそれぞれ4で割った余りを0から4の範囲で求めるという問題です。

合同式整数の性質フェルマーの小定理剰余
2025/7/15