まず、n 群の項数を考える。第 n 群の項数は 2n である。 次に、第 n 群までの項数の合計 Sn を計算する。 Sn=∑k=1n2k=2∑k=1nk=2⋅2n(n+1)=n(n+1) Sn=n(n+1) となる。 157 が第 n 群にあると仮定すると、Sn−1<157≤Sn が成り立つ。 Sn=n(n+1) であるから、(n−1)n<157≤n(n+1) を満たす n を探す。 n=12 のとき、S12=12⋅13=156 n=13 のとき、S13=13⋅14=182 したがって、第 13 群に 157 が含まれる。
S12=156 なので、157 は第 13 群の最初の項である。なぜなら全体で156番目までが第12群までなので、全体で157番目は第13群の1番目となる。 数列の一般項を考える。各群の数列は等差数列をなしており、初項がa1, 公差がd=2 である。 第1群の初項は1, 第2群の初項は5, 第3群の初項は13,...となる。したがって第n群の初項を求める必要がある。
第1群の初項はa1=1=2(1)2−2(1)+1, 第2群の初項はa2=5=2(2)2−2(2)+1, 第3群の初項はa3=13=2(3)2−2(3)+1, ... となるので、第n群の初項はan=2(n)2−2(n)+1と推測できる。 第13群の初項は、2(13)2−2(13)+1=339−26=313。公差は2なので、第13群の数列は、313,315,317,...となる。 題意からすると、数列は 1,3,5,7,9,11,13,15,17,19,21,23,25,... という奇数の数列を群に分けているようである。奇数の数列なので、一般項は 2k−1 となる。したがって、2k−1=157を解くと、2k=158, k=79。全体で79番目の項である。 Sn−1<79≤Sn を満たすnを求める。 n=8 のとき、S8=8(9)=72, n=9のとき、S9=9(10)=90。 したがって第9群にある。第9群の何番目かを求める。
79−72=7。第9群の7番目である。