$x$ と $y$ が実数であるとき、$xy < 0$ が $x + y < 0$ であるための必要条件、十分条件、必要十分条件のいずれであるかを問う問題です。

代数学不等式必要条件十分条件実数条件
2025/7/11

1. 問題の内容

xxyy が実数であるとき、xy<0xy < 0x+y<0x + y < 0 であるための必要条件、十分条件、必要十分条件のいずれであるかを問う問題です。

2. 解き方の手順

まず、xy<0xy < 0 という条件から、xxyy は異符号であることがわかります。つまり、x>0x > 0 かつ y<0y < 0、または x<0x < 0 かつ y>0y > 0 のいずれかです。
次に、x+y<0x + y < 0 を考えます。
xy<0x+y<0xy < 0 \Rightarrow x + y < 0 が成り立つかどうかを検討します。
反例として、x=1,y=2x = 1, y = -2 を考えると、xy=2<0xy = -2 < 0 ですが、x+y=12=1<0x + y = 1 - 2 = -1 < 0 となり、この場合は成り立ちます。
しかし、x=2,y=1x = 2, y = -1 を考えると、xy=2<0xy = -2 < 0 ですが、x+y=21=1>0x + y = 2 - 1 = 1 > 0 となり、成り立ちません。したがって、xy<0xy < 0x+y<0x + y < 0 の十分条件ではありません。
次に、x+y<0xy<0x + y < 0 \Rightarrow xy < 0 が成り立つかどうかを検討します。
x+y<0x + y < 0 の場合、xxyy が両方負の場合(例:x=1,y=2x = -1, y = -2)には、xy=2>0xy = 2 > 0 となり、xy<0xy < 0 は成り立ちません。
しかし、x+y<0x + y < 0 で、xxyy のうち一方が正、もう一方が負であれば、xy<0xy < 0 が成り立ちます。
したがって、x+y<0x + y < 0xy<0xy < 0 の十分条件ではありません。
x+y<0xy<0x + y < 0 \Rightarrow xy < 0 は、xxyy が両方負の数の場合、x+y<0x + y < 0 は成り立ちますが、xy>0xy > 0 となり成り立ちません。
必要条件、十分条件のどちらでもないので、答えは「必要条件でも十分条件でもない」となります。

3. 最終的な答え

④ 必要条件でも十分条件でもない

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