与えられた円錐の展開図について、以下の3つの問いに答えます。 (1) 側面のおうぎ形の弧の長さを求めます。 (2) 側面のおうぎ形の中心角を求めます。 (3) 円錐の表面積を求めます。

幾何学円錐展開図おうぎ形表面積円周扇形
2025/7/11

1. 問題の内容

与えられた円錐の展開図について、以下の3つの問いに答えます。
(1) 側面のおうぎ形の弧の長さを求めます。
(2) 側面のおうぎ形の中心角を求めます。
(3) 円錐の表面積を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 側面のおうぎ形の弧の長さは、底面の円周の長さに等しいです。底面の半径が2cmなので、円周の長さは 2πr=2π×2=4π2 \pi r = 2 \pi \times 2 = 4 \pi cmとなります。
(2) 側面のおうぎ形の中心角を θ\theta とします。おうぎ形の弧の長さは 4π4\pi cm、半径(母線)は6cmです。おうぎ形の弧の長さは、円周の長さ 2πr2 \pi rθ360\frac{\theta}{360} を掛けたものに等しいので、以下の式が成り立ちます。
4π=2π×6×θ3604 \pi = 2 \pi \times 6 \times \frac{\theta}{360}
4π=12π×θ3604 \pi = 12 \pi \times \frac{\theta}{360}
412=θ360\frac{4}{12} = \frac{\theta}{360}
13=θ360\frac{1}{3} = \frac{\theta}{360}
θ=3603=120\theta = \frac{360}{3} = 120
(3) 円錐の表面積は、底面積と側面積の和で求められます。
底面積は、半径2cmの円の面積なので、πr2=π×22=4π\pi r^2 = \pi \times 2^2 = 4 \pi cm2^2です。
側面積は、半径6cm、中心角120度のおうぎ形の面積なので、πr2×θ360=π×62×120360=36π×13=12π\pi r^2 \times \frac{\theta}{360} = \pi \times 6^2 \times \frac{120}{360} = 36 \pi \times \frac{1}{3} = 12 \pi cm2^2です。
したがって、円錐の表面積は 4π+12π=16π4 \pi + 12 \pi = 16 \pi cm2^2となります。

3. 最終的な答え

(1) 側面の扇形の弧の長さ: 4π4\pi cm
(2) 側面の扇形の中心角: 120 度
(3) 円錐の表面積: 16π16\pi cm2^2

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