問題[4]では、三角形ABCにおいて、辺BCを3:4に内分する点をP、辺CAを2:3に内分する点をQとする。線分APとBQの交点をRとするとき、AR:RPとBR:RQの比を求める。 問題[5]では、四角形ABCDは円に内接しており、点Aにおける円の接線を$l$とする。このとき、$\angle BCD$の大きさを求める。

幾何学三角形内分チェバの定理メネラウスの定理接線接線と弦のなす角の定理四角形角度
2025/7/11

1. 問題の内容

問題[4]では、三角形ABCにおいて、辺BCを3:4に内分する点をP、辺CAを2:3に内分する点をQとする。線分APとBQの交点をRとするとき、AR:RPとBR:RQの比を求める。
問題[5]では、四角形ABCDは円に内接しており、点Aにおける円の接線をllとする。このとき、BCD\angle BCDの大きさを求める。

2. 解き方の手順

問題[4]:
チェバの定理より、
BPPCCQQAARRB=1\frac{BP}{PC} \cdot \frac{CQ}{QA} \cdot \frac{AR}{RB} = 1
3432ARRB=1\frac{3}{4} \cdot \frac{3}{2} \cdot \frac{AR}{RB} = 1
ARRB=89\frac{AR}{RB} = \frac{8}{9}
メネラウスの定理を三角形APCと直線BQに適用する。
AQQCCBBPPRRA=1\frac{AQ}{QC} \cdot \frac{CB}{BP} \cdot \frac{PR}{RA} = 1
2373PRRA=1\frac{2}{3} \cdot \frac{7}{3} \cdot \frac{PR}{RA} = 1
PRRA=914\frac{PR}{RA} = \frac{9}{14}
よって、ARRP=149\frac{AR}{RP} = \frac{14}{9}
メネラウスの定理を三角形BCQと直線APに適用する。
BPPCCAAQQRRB=1\frac{BP}{PC} \cdot \frac{CA}{AQ} \cdot \frac{QR}{RB} = 1
3452QRRB=1\frac{3}{4} \cdot \frac{5}{2} \cdot \frac{QR}{RB} = 1
QRRB=815\frac{QR}{RB} = \frac{8}{15}
よって、BRRQ=158\frac{BR}{RQ} = \frac{15}{8}
問題[5]:
円に内接する四角形の対角の和は180度であるから、
DAB+BCD=180\angle DAB + \angle BCD = 180^{\circ}
接線と弦のなす角の定理より、DAB=ACB+CBA=42+25=67\angle DAB = \angle ACB + \angle CBA = 42^{\circ} + 25^{\circ} = 67^{\circ}
したがって、BCD=18067=113\angle BCD = 180^{\circ} - 67^{\circ} = 113^{\circ}

3. 最終的な答え

問題[4]:
AR:RP = 14 : 9
BR:RQ = 15 : 8
問題[5]:
BCD=113\angle BCD = 113^{\circ}

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