与えられた2次関数 $y = -3x^2 - 4x + 2$ の定義域が $-1 \leq x \leq 0$ であるとき、この関数における $y$ の最大値と最小値を求める問題です。

代数学二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/7/11

1. 問題の内容

与えられた2次関数 y=3x24x+2y = -3x^2 - 4x + 2 の定義域が 1x0-1 \leq x \leq 0 であるとき、この関数における yy の最大値と最小値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=3x24x+2y = -3x^2 - 4x + 2
y=3(x2+43x)+2y = -3(x^2 + \frac{4}{3}x) + 2
y=3(x2+43x+(23)2(23)2)+2y = -3(x^2 + \frac{4}{3}x + (\frac{2}{3})^2 - (\frac{2}{3})^2) + 2
y=3((x+23)249)+2y = -3((x + \frac{2}{3})^2 - \frac{4}{9}) + 2
y=3(x+23)2+43+2y = -3(x + \frac{2}{3})^2 + \frac{4}{3} + 2
y=3(x+23)2+43+63y = -3(x + \frac{2}{3})^2 + \frac{4}{3} + \frac{6}{3}
y=3(x+23)2+103y = -3(x + \frac{2}{3})^2 + \frac{10}{3}
平方完成された式から、この2次関数の頂点の座標は (23,103)(-\frac{2}{3}, \frac{10}{3}) であり、上に凸のグラフであることがわかります。
次に、定義域 1x0-1 \leq x \leq 0 における yy の最大値と最小値を求めます。
頂点の xx 座標は x=23x = -\frac{2}{3} であり、これは定義域内に含まれています。したがって、頂点における yy 座標が最大値となります。
最大値: y=103y = \frac{10}{3}
次に、定義域の端点における yy の値を計算します。
x=1x = -1 のとき:
y=3(1)24(1)+2y = -3(-1)^2 - 4(-1) + 2
y=3(1)+4+2y = -3(1) + 4 + 2
y=3+4+2y = -3 + 4 + 2
y=3y = 3
x=0x = 0 のとき:
y=3(0)24(0)+2y = -3(0)^2 - 4(0) + 2
y=2y = 2
x=1x = -1 のときの yy の値は 3=933 = \frac{9}{3} であり、x=0x = 0 のときの yy の値は 2=632 = \frac{6}{3} です。これらの値と最大値 103\frac{10}{3} を比較すると、最小値は x=0x = 0 のときの y=2y = 2 であることがわかります。

3. 最終的な答え

最大値: 103\frac{10}{3}
最小値: 22

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