まず、式全体の共通因数を見つけます。すべての項は2で割り切れるので、2をくくりだします。
6y2−18yz+14z2=2(3y2−9yz+7z2) 次に、括弧の中の2次式 3y2−9yz+7z2 が因数分解できるかどうかを検討します。3y2−9yz+7z2を (ay+bz)(cy+dz) の形に因数分解できると仮定すると、 ad+bc=−9 を満たす整数 a,b,c,d を見つける必要があります。ac=3 と bd=7 より、ありえる組み合わせは a=1,c=3 あるいは a=3,c=1 であり、b=1,d=7 あるいは b=7,d=1 です。 これらの組み合わせを ad+bc=−9 に代入してみると、 a=1,c=3,b=1,d=7 のとき ad+bc=7+3=10 a=1,c=3,b=7,d=1 のとき ad+bc=1+21=22 a=3,c=1,b=1,d=7 のとき ad+bc=21+1=22 a=3,c=1,b=7,d=1 のとき ad+bc=3+7=10 いずれの場合も -9 にはならないので、3y2−9yz+7z2 は有理数の範囲では因数分解できません。 したがって、6y2−18yz+14z2 の因数分解は 2(3y2−9yz+7z2) が最も簡単な形となります。