12本のくじの中に当たりくじが5本入っている。AとBが順番にくじを1本ずつ引く。ただし、引いたくじは元に戻さない。 (1) Aが当たったとき、Bが当たる条件付き確率を求める。 (2) 2人とも外れる確率を求める。 (3) Bが当たる確率を求める。

確率論・統計学確率条件付き確率くじ引き組み合わせ
2025/7/12

1. 問題の内容

12本のくじの中に当たりくじが5本入っている。AとBが順番にくじを1本ずつ引く。ただし、引いたくじは元に戻さない。
(1) Aが当たったとき、Bが当たる条件付き確率を求める。
(2) 2人とも外れる確率を求める。
(3) Bが当たる確率を求める。

2. 解き方の手順

(1) Aが当たったとき、Bが当たる条件付き確率を求める。
Aが当たった場合、残りのくじは11本で、当たりくじは4本になる。したがって、Bが当たる確率は、
411\frac{4}{11}
(2) 2人とも外れる確率を求める。
Aが外れる確率は 12512=712\frac{12-5}{12} = \frac{7}{12} である。
Aが外れたとき、残りのくじは11本で、外れくじは6本になる。したがって、Bが外れる確率は 611\frac{6}{11} である。
よって、2人とも外れる確率は、
712×611=42132=722\frac{7}{12} \times \frac{6}{11} = \frac{42}{132} = \frac{7}{22}
(3) Bが当たる確率を求める。
Bが当たる確率は、
(Aが当たってBも当たる確率) + (Aが外れてBが当たる確率)
で計算できる。
(Aが当たってBも当たる確率) = 512×411=20132\frac{5}{12} \times \frac{4}{11} = \frac{20}{132}
(Aが外れてBが当たる確率) = 712×511=35132\frac{7}{12} \times \frac{5}{11} = \frac{35}{132}
したがって、Bが当たる確率は、
20132+35132=55132=512\frac{20}{132} + \frac{35}{132} = \frac{55}{132} = \frac{5}{12}

3. 最終的な答え

(1) 411\frac{4}{11}
(2) 722\frac{7}{22}
(3) 512\frac{5}{12}

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