与えられた2次関数 $y = \frac{2}{3}x^2 - \frac{4}{3}x + 1$ を平方完成させ、そのグラフを描く。

代数学二次関数平方完成グラフ放物線頂点
2025/7/12

1. 問題の内容

与えられた2次関数 y=23x243x+1y = \frac{2}{3}x^2 - \frac{4}{3}x + 1 を平方完成させ、そのグラフを描く。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成させる。
y=23x243x+1y = \frac{2}{3}x^2 - \frac{4}{3}x + 1
23\frac{2}{3}x2x^2xx の項をくくり出す。
y=23(x22x)+1y = \frac{2}{3}(x^2 - 2x) + 1
括弧の中を平方完成させる。x22x=(x1)21x^2 - 2x = (x-1)^2 - 1
y=23((x1)21)+1y = \frac{2}{3}((x-1)^2 - 1) + 1
括弧を外し、定数項をまとめる。
y=23(x1)223+1y = \frac{2}{3}(x-1)^2 - \frac{2}{3} + 1
y=23(x1)2+13y = \frac{2}{3}(x-1)^2 + \frac{1}{3}
これで平方完成が完了した。頂点の座標は (1,13)(1, \frac{1}{3}) である。x2x^2 の係数が正であるため、グラフは下に凸の放物線となる。
グラフを描くには、頂点の座標をプロットし、いくつかの点を計算して描画する。
例えば、 x=0x=0 のとき、y=23(01)2+13=23+13=1y = \frac{2}{3}(0-1)^2 + \frac{1}{3} = \frac{2}{3} + \frac{1}{3} = 1。よって、(0,1)(0, 1) を通る。
x=2x=2 のとき、y=23(21)2+13=23+13=1y = \frac{2}{3}(2-1)^2 + \frac{1}{3} = \frac{2}{3} + \frac{1}{3} = 1。よって、(2,1)(2, 1) を通る。

3. 最終的な答え

平方完成させた式:
y=23(x1)2+13y = \frac{2}{3}(x-1)^2 + \frac{1}{3}
グラフ:
頂点 (1,13)(1, \frac{1}{3}) を持ち、下に凸の放物線。(0,1)(0, 1)(2,1)(2, 1) を通る。

「代数学」の関連問題

与えられた2次関数の最大値または最小値が指定された値になるように、定数 $c$ の値を求める問題です。 (1) $y = 2x^2 + 4x + c$ ($-2 \le x \le 1$) の最大値が...

二次関数最大値最小値平方完成
2025/7/12

次の2つの2次関数について、最大値と最小値を求める問題です。 (1) $y = 3x^2 + 2$ (2) $y = -(x-1)^2 + 5$

二次関数最大値最小値グラフ
2025/7/12

与えられた関数の最大値と最小値を求める問題です。 (1) $y = 2(x+1)(x-4)$ であり、定義域は $-1 \le x \le 4$ です。 (2) $y = -2x^2 + x$ であり...

二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/7/12

問題は3つの一次関数の式を求める問題です。それぞれの問題で、変化の割合(傾き)と1点の座標、あるいは2点の座標が与えられています。 (1) 変化の割合が3で、$x = -1$のとき$y = 5$である...

一次関数傾き切片方程式
2025/7/12

一次関数の式を求める問題がいくつかあります。今回は以下の問題について答えます。 (3) $x=3$のとき$y=-4$で、$x$の増加量が$6$のときの$y$の増加量が$2$である。 (4) グラフが点...

一次関数グラフ傾き切片連立方程式
2025/7/12

与えられた2点を通る直線の式を求める問題です。一次関数の式は一般的に $y = ax + b$ で表されます。ここで、$a$は傾き、$b$は切片です。2点の座標から傾きを求め、次に切片を求めます。

一次関数直線の式傾き切片座標
2025/7/12

問題は、傾きと通る点が与えられた一次関数の式を求める問題です。具体的には、以下の3つの直線の方程式を求めます。 (1) 点 $(-1, 5)$ を通り、傾きが $4$ の直線 (2) 点 $(2, 0...

一次関数傾き直線の方程式
2025/7/12

一次関数 $y = -x + 5$, $y = 2x - 6$, $y = \frac{2}{3}x + 2$, $y = -\frac{5}{2}x - 3$ のグラフを描画せよ。

一次関数グラフ傾き切片
2025/7/12

放物線 $y=x^2+ax+b$ を原点に関して対称移動し、さらにx軸方向に3、y軸方向に6だけ平行移動すると、放物線 $y=-x^2+4x-7$ が得られる。このとき、$a$、$b$の値を求める。

放物線平行移動対称移動二次関数係数比較
2025/7/12

放物線 $y = x^2 + 4x + 5$ をどのように平行移動すると、放物線 $y = x^2 - 6x + 8$ に重なるかを求める問題です。

二次関数平行移動平方完成放物線
2025/7/12