ある商品を1個200円で仕入れ、売り値を250円で売ると1日に600個売れる。売り値を1円値下げするごとに1日の売上個数は15個ずつ増加し、1円値上げするごとに1日の売上個数は15個ずつ減少する。この商品を1個200円で何個か仕入れ、仕入れた商品をその日のうちに完売させるとき、1日の利益を最大にする仕入れの個数と1個あたりの売り値を求める。

代数学二次関数最大値最適化利益
2025/7/13

1. 問題の内容

ある商品を1個200円で仕入れ、売り値を250円で売ると1日に600個売れる。売り値を1円値下げするごとに1日の売上個数は15個ずつ増加し、1円値上げするごとに1日の売上個数は15個ずつ減少する。この商品を1個200円で何個か仕入れ、仕入れた商品をその日のうちに完売させるとき、1日の利益を最大にする仕入れの個数と1個あたりの売り値を求める。

2. 解き方の手順

* 売り値を xx 円とすると、売り上げ個数は 600+15(250x)600 + 15(250-x) 個となる。
* 利益は(売り値 - 仕入れ値)× 売り上げ個数で計算できるので、
利益 PP
P=(x200)(600+15(250x))P = (x-200)(600 + 15(250-x))
P=(x200)(600+375015x)P = (x-200)(600+3750-15x)
P=(x200)(435015x)P = (x-200)(4350-15x)
P=15x2+4350x+3000x870000P = -15x^2 + 4350x + 3000x - 870000
P=15x2+7350x870000P = -15x^2 + 7350x - 870000
* 利益 PP が最大となる xx を求める。これは2次関数であるから、平方完成して頂点を求める。
P=15(x2490x)870000P = -15(x^2 - 490x) - 870000
P=15(x2490x+24522452)870000P = -15(x^2 - 490x + 245^2 - 245^2) - 870000
P=15(x245)2+15(2452)870000P = -15(x - 245)^2 + 15(245^2) - 870000
P=15(x245)2+15(60025)870000P = -15(x - 245)^2 + 15(60025) - 870000
P=15(x245)2+900375870000P = -15(x - 245)^2 + 900375 - 870000
P=15(x245)2+30375P = -15(x - 245)^2 + 30375
* 頂点の xx 座標は x=245x = 245 であるから、売り値を245円にすると利益が最大になる。
* この時の売上個数は、 600+15(250245)=600+15×5=600+75=675600 + 15(250-245) = 600 + 15 \times 5 = 600 + 75 = 675 個となる。
* したがって、仕入れ個数も675個とする。

3. 最終的な答え

仕入れ個数:675個
1個あたりの売り値:245円

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