関数 $y = |x+4| - |x+1|$ について、以下の問いに答える問題です。 (ア) この関数の最大値と最小値を求める。 (イ) この関数のグラフと直線 $y = x+k$ が3個の共有点を持つための $k$ の値の範囲を求める。
2025/7/13
1. 問題の内容
関数 について、以下の問いに答える問題です。
(ア) この関数の最大値と最小値を求める。
(イ) この関数のグラフと直線 が3個の共有点を持つための の値の範囲を求める。
2. 解き方の手順
(ア) 関数 の最大値と最小値を求めます。
場合分けを行います。
* のとき:
* のとき:
* のとき:
のとき、 は増加関数なので、
のとき
のとき
したがって、
のとき
のとき
のとき
最大値:3
最小値:-3
(イ) 関数 のグラフと直線 が3個の共有点を持つための の値の範囲を求めます。
場合分けによってグラフの概形がわかるので、 が と3個の共有点を持つ条件を考えます。
* のとき なので、 より つまり、。
* のとき なので、 より 。 つまり 。
* のとき なので、 より つまり、。
と が3つの交点を持つのは、
1. $x < -4$ での交点。このとき,$y=-3$であり、$x+k=-3$から$x=-3-k<-4$なので$k>1$。
2. $-4 \leq x < -1$ での交点。このとき,$y=2x+5$であり、$2x+5=x+k$から$x=k-5$なので、$-4 \leq k-5 < -1$から$1 \leq k < 4$。
3. $x \geq -1$ での交点。このとき,$y=3$であり、$x+k=3$から$x=3-k \geq -1$なので、$k \leq 4$。
の範囲で、直線がと接するとき、。
の範囲の直線と、の範囲の直線に接する場合、。
したがって、3つの共有点を持つのは、またはを除くの場合です。
3. 最終的な答え
(ア) 最大値:3, 最小値:-3
(イ)