与えられた3つの2次方程式について、解を判別し、解を求める問題です。 (1) $x^2 + 2 = 0$ (2) $x^2 - 4x + 4 = 0$ (3) $2x^2 + 5x + 3 = 0$

代数学二次方程式判別式解の公式虚数解重解
2025/7/13

1. 問題の内容

与えられた3つの2次方程式について、解を判別し、解を求める問題です。
(1) x2+2=0x^2 + 2 = 0
(2) x24x+4=0x^2 - 4x + 4 = 0
(3) 2x2+5x+3=02x^2 + 5x + 3 = 0

2. 解き方の手順

2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の判別式は D=b24acD = b^2 - 4ac で与えられます。
判別式 DD の値によって、解は次のように判別できます。
* D>0D > 0 のとき、異なる2つの実数解を持つ。
* D=0D = 0 のとき、重解(実数解)を持つ。
* D<0D < 0 のとき、異なる2つの虚数解を持つ。
解は、2次方程式の解の公式 x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a} を用いて求めます。
(1) x2+2=0x^2 + 2 = 0 の場合:
a=1a = 1, b=0b = 0, c=2c = 2 より、
D=024(1)(2)=8<0D = 0^2 - 4(1)(2) = -8 < 0 なので、異なる2つの虚数解を持ちます。
解は、x=0±82(1)=±22i2=±2ix = \frac{-0 \pm \sqrt{-8}}{2(1)} = \frac{\pm 2\sqrt{2}i}{2} = \pm \sqrt{2}i
(2) x24x+4=0x^2 - 4x + 4 = 0 の場合:
a=1a = 1, b=4b = -4, c=4c = 4 より、
D=(4)24(1)(4)=1616=0D = (-4)^2 - 4(1)(4) = 16 - 16 = 0 なので、重解を持ちます。
解は、x=(4)±02(1)=42=2x = \frac{-(-4) \pm \sqrt{0}}{2(1)} = \frac{4}{2} = 2
(3) 2x2+5x+3=02x^2 + 5x + 3 = 0 の場合:
a=2a = 2, b=5b = 5, c=3c = 3 より、
D=524(2)(3)=2524=1>0D = 5^2 - 4(2)(3) = 25 - 24 = 1 > 0 なので、異なる2つの実数解を持ちます。
解は、x=5±12(2)=5±14x = \frac{-5 \pm \sqrt{1}}{2(2)} = \frac{-5 \pm 1}{4}
x=5+14=44=1x = \frac{-5 + 1}{4} = \frac{-4}{4} = -1
x=514=64=32x = \frac{-5 - 1}{4} = \frac{-6}{4} = -\frac{3}{2}

3. 最終的な答え

(1) 解の種類:異なる2つの虚数解
解:x=±2ix = \pm \sqrt{2}i
(2) 解の種類:重解
解:x=2x = 2
(3) 解の種類:異なる2つの実数解
解:x=1,32x = -1, -\frac{3}{2}

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