次の2つの2次不等式を解きます。 (1) $-2x^2 + x + 1 < 0$ (2) $-3x^2 + 5x - 1 \geq 0$

代数学二次不等式因数分解解の公式不等式
2025/7/13

1. 問題の内容

次の2つの2次不等式を解きます。
(1) 2x2+x+1<0-2x^2 + x + 1 < 0
(2) 3x2+5x10-3x^2 + 5x - 1 \geq 0

2. 解き方の手順

(1) 2x2+x+1<0-2x^2 + x + 1 < 0
まず、両辺に-1を掛けて、不等号の向きを変えます。
2x2x1>02x^2 - x - 1 > 0
次に、2次式を因数分解します。
(2x+1)(x1)>0(2x + 1)(x - 1) > 0
不等式を満たすxxの範囲を求めます。
2x+1>02x+1>0かつx1>0x-1>0のとき、x>12x > -\frac{1}{2}かつx>1x > 1。したがって、x>1x>1
2x+1<02x+1<0かつx1<0x-1<0のとき、x<12x < -\frac{1}{2}かつx<1x < 1。したがって、x<12x < -\frac{1}{2}
よって、x<12x < -\frac{1}{2}またはx>1x > 1
(2) 3x2+5x10-3x^2 + 5x - 1 \geq 0
まず、両辺に-1を掛けて、不等号の向きを変えます。
3x25x+103x^2 - 5x + 1 \leq 0
2次式を因数分解しようとしますが、整数ではうまくいきません。そこで、解の公式を使って、3x25x+1=03x^2 - 5x + 1 = 0の解を求めます。
x=b±b24ac2a=5±(5)24(3)(1)2(3)=5±25126=5±136x = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a} = \frac{5 \pm \sqrt{(-5)^2 - 4(3)(1)}}{2(3)} = \frac{5 \pm \sqrt{25 - 12}}{6} = \frac{5 \pm \sqrt{13}}{6}
したがって、3x25x+1=3(x5+136)(x5136)03x^2 - 5x + 1 = 3(x - \frac{5 + \sqrt{13}}{6})(x - \frac{5 - \sqrt{13}}{6}) \leq 0
この不等式を満たすxxの範囲は、5136x5+136 \frac{5 - \sqrt{13}}{6} \leq x \leq \frac{5 + \sqrt{13}}{6}

3. 最終的な答え

(1) x<12x < -\frac{1}{2} または x>1x > 1
(2) 5136x5+136\frac{5 - \sqrt{13}}{6} \leq x \leq \frac{5 + \sqrt{13}}{6}

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