円 $x^2 + y^2 = r^2$ と直線 $y = -3x + 10$ について、以下の問いに答える。 (1) $r = \sqrt{20}$ のとき、円と直線の共有点の座標を求める。 (2) 円と直線が共有点を持つとき、$r$ の値の範囲を求める。 (3) 円が、円 $(x-6)^2 + (y+8)^2 = 9$ と内接するとき、半径 $r$ の値を求める。

幾何学直線共有点内接距離
2025/7/13

1. 問題の内容

x2+y2=r2x^2 + y^2 = r^2 と直線 y=3x+10y = -3x + 10 について、以下の問いに答える。
(1) r=20r = \sqrt{20} のとき、円と直線の共有点の座標を求める。
(2) 円と直線が共有点を持つとき、rr の値の範囲を求める。
(3) 円が、円 (x6)2+(y+8)2=9(x-6)^2 + (y+8)^2 = 9 と内接するとき、半径 rr の値を求める。

2. 解き方の手順

(1) r=20r = \sqrt{20} のとき、x2+y2=20x^2 + y^2 = 20y=3x+10y = -3x + 10 の連立方程式を解く。
x2+(3x+10)2=20x^2 + (-3x + 10)^2 = 20
x2+9x260x+100=20x^2 + 9x^2 - 60x + 100 = 20
10x260x+80=010x^2 - 60x + 80 = 0
x26x+8=0x^2 - 6x + 8 = 0
(x2)(x4)=0(x - 2)(x - 4) = 0
x=2,4x = 2, 4
x=2x = 2 のとき、y=3(2)+10=4y = -3(2) + 10 = 4
x=4x = 4 のとき、y=3(4)+10=2y = -3(4) + 10 = -2
したがって、共有点の座標は (2,4)(2, 4)(4,2)(4, -2) である。
(2) 円と直線が共有点を持つ条件は、円の中心 (0,0)(0, 0) と直線 3x+y10=03x + y - 10 = 0 の距離 dd が、半径 rr 以下であること。
d=3(0)+01032+12=1010=10d = \frac{|3(0) + 0 - 10|}{\sqrt{3^2 + 1^2}} = \frac{10}{\sqrt{10}} = \sqrt{10}
したがって、r10r \ge \sqrt{10}。 また、rr は半径なので、r>0r>0を満たす必要があるので、r10r \ge \sqrt{10}
(3) 2つの円が内接するとき、中心間の距離は半径の差の絶対値に等しい。
x2+y2=r2x^2 + y^2 = r^2 の中心は (0,0)(0, 0) であり、半径は rr である。
(x6)2+(y+8)2=9(x-6)^2 + (y+8)^2 = 9 の中心は (6,8)(6, -8) であり、半径は 33 である。
中心間の距離は (60)2+(80)2=36+64=100=10\sqrt{(6-0)^2 + (-8-0)^2} = \sqrt{36 + 64} = \sqrt{100} = 10
したがって、 r3=10|r - 3| = 10
r3=10r - 3 = 10 または r3=10r - 3 = -10
r=13r = 13 または r=7r = -7
半径は正なので、r=13r = 13 である。

3. 最終的な答え

(1) (2,4)(2, 4), (4,2)(4, -2)
(2) r10r \ge \sqrt{10}
(3) r=13r = 13

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